スマホ全盛時でも高速の「非常電話」は毎日使われる! 知られざる「非常電話」の謎を探った
■設置の間隔はどれくらい?
いざというときに周囲を見まわして非常電話が見当たらない場合、どれくらいの間隔で設置されているかがわかっていれば無駄に歩きまわる時間と手間を減らせて、迅速な通報につながるでしょう。 設置の場所、間隔は…… ・本線上は1km間隔 ・トンネル内は200m間隔 ・インターチェンジ内 ・サービスエリア/パーキングエリア ・バス停 ・非常駐車帯 となっています。 仮に本線上で事故や故障があった場合、前後を見渡して見える範囲に非常電話の標識が見当たらないときは近くても徒歩で5~6分の距離にあることが考えられます。その場合は時間がかかるのも懸念点ですが、それよりも本線上の路肩を歩いて移動する行為が危険なのでやめましょう。ガードレールの外側を移動できない場合は手持ちの携帯電話で「#9910」に通報するのがベストだと思われます。
■どれくらいの頻度で使われているの?
この点については首都高速道路会社もNEXCO中日本も具体的な数字を出してはもらえませんでしたが、携帯電話が全盛のこのご時世でもかなりの頻度で使用されているという話も聞こえてきます。 ちなみにNEXCO中日本からは、「公表できる数値はありません」との回答でしたが、「24時間、365日入電しており、使用しない日はありません」と、かなりの頻度で使われているということが想像できる答えをいただきました。 これには落下物の通報なども含まれますが、事故や故障などのトラブルがそれだけの頻度で発生しているということの裏付けともいえます。
■通報するときの注意点
事故や故障などで車両が動かせなくなってしまった場合は、まず人命の救助と二次被害の防止を最優先に考えて行動することが重要です。 まずは後続車に故障車の存在や事故が起きたことを知らせます。具体的には発煙筒や三角標識を後方に設置します。 その後で非常電話を探すか、近くに無い場合は携帯電話で「#9910」に通報しましょう。
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