バレーボールSVリーグ開幕に臨む高橋藍選手に迫る!「「久しぶりに兄と一緒にやるので楽しみ!」
バレーボール男子日本代表でパリオリンピックにも出場した京都市出身の高橋藍選手にスポットをあてます。 昨シーズンはイタリアのプロリーグに所属していた高橋選手ですが、今シーズンは日本のプロチーム・サントリーサンバーズ大阪に移籍しました。 今週末のリーグ開幕に臨む高橋選手の想いにせまります。 今年行われたパリオリンピックで国民的な人気を集めたバレーボール男子日本代表。 メンバーの一人、京都市出身の高橋藍選手は、小学2年生からバレーボールを始め、東山高校3年生のときには春高バレーで創部初の全国優勝、大会MVPにも選ばれました。 当時語った夢は、、、 「オリンピック選手になってオリンピックでメダルをとります!」 宣言通り、チーム最年少の19歳で東京オリンピックに出場し、日本をベスト8へと導くと、翌年から世界最高峰のイタリア・セリエAでプレーし、世界のトップ選手へと駆け上がりました。 今年行われたパリオリンピックでも、持前の決定力でチームをけん引しましたが、 日本は準々決勝でイタリアにあと1点及ばず、夢舞台は幕を閉じました。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「結果は結果なので、まだまだ高いところを求めていかないといけないという思いで最終的に終わった。 その1点を取っていける選手になっていかないと、オリンピックで勝っていくことは難しいと感じた」 そして今シーズンから強豪・サントリーサンバーズ大阪に入団する高橋選手。 新天地を求めたのは ずばり「挑戦!!」 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「新たな環境に身を置きバレーボール選手として、さらに進化するための挑戦です」 パリオリンピックの悔しさをバネに、あと1点が取り切れる選手になるべく、今シーズンに挑みます。 そんな高橋選手を開幕前に一目見ようと、プレシーズンマッチにはたくさんのファンが訪れました。 【声】ファンは? Q.誰を目当てに? 「高橋藍選手です。 レシーブの強さがすごいと思っていて、めちゃくちゃ楽しみにしています」 「高橋藍選手です。 顔かっこいいです」 「高橋藍くんです。 K―POPがすごく好きで、そっちのほうに興味あって・・・ でも今はサンバーズ推しで!」 大人気の高橋選手が挑戦するSVリーグは、今シーズンから始まる日本のバレーボール・トップリーグで、昨シーズンまでのVリーグをバージョンアップしたものです。 「世界最高峰のリーグ」を目指していて、外国籍選手の登録や出場が増えることから、世界のトップ選手も注目しています。 「日本の緻密なバレーボールに、世界のトップ選手が加わることで、さらに自分が成長したい」 そして、「世界一を目指すクラブ」、この2つからサントリーサンバーズを選んだと言います。 8月末にチームに合流し、練習を重ねてきました。 開幕を2週間後に控え行われた広島サンダーズとのプレシーズンマッチには、3セットに先発し、両サイドからの精度の高いスパイクを何度も決めていました。 さらにレシーブやブロックでも献身的なプレーで、順調な仕上がりをアピールしました。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「自分的にはまだまだ切れの良さというのは足りてはいなかったが、チームにとっても自分にとってもいいものもありながら、まだまだ調整が必要な分もあったので 非常に良い練習試合ができた」 SVリーグへの期待も寄せました。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「ディフェンス力は日本が非常に個人のレベルが高いものを持っていると改めて感じますし、ブラジル人のオポジットの選手など、高さのある選手を相手にするのは レベルをあげていくためには、常にそういう相手と対戦していくことが大事だと思うので、相手にもトップ選手がいると状況に日本のリーグがなってきた。 イタリアリーグでやっているぐらいのレベルでできるようになっている」 チームメイトには、2歳上の兄で、サンバーズで3シーズン目を迎える高橋塁選手がいます。 この日はピンチサーバーとして、交代出場し、東山高校時代以来のチームメイトとして同じコートに立ちました。 共にプレーし、改めて成長を感じたと言います。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋塁選手 「兄目線で言ったら、高いブロックに対しての決め方とかというのが、すごくイタリアで成長したのかな。 強打で打つことが藍は多かったんですけど、フェイントなど 点の取り方のバリエーションがすごく増えていると新たに感じています」 兄と共に戦えることに高橋選手も胸を躍らせています。。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「久しぶりに兄と一緒にやるので楽しみ。 お互いを刺激しあえる高めあえる良い存在ということを感じる。 一人のバレーボール選手としてお互いを高めあって、今はやれている」 とても仲の良い二人ですが、バレーボールを盛り上げたいと、兄弟でYouTubeの配信を行っていて、ファンの裾野が広がっています。 SVリーグの優勝への歩みが始まります。 【声】サントリーサンバーズ大阪 高橋藍選手 「京都で試合ができたり、京都の皆さんの前でプレーできる機会があればいいなと思っていますし、皆さんの応援が自分自身の力になっていますし、皆さんにいいバレーボール、おもしろいバレーボールが届けられるようにがんばりたいなと思います」