“221年ぶり”…2024年初夏 アメリカでかつてない規模の「セミ」が大発生?
■専門家「今年のセミは歴史的に最大の数になる可能性」…“1兆匹以上”の周期ゼミが大発生?
では、同時発生した2015年と、今年2024年はどう違うのか? 吉村仁名誉教授は下記のように予測している。 「今回の『17年ゼミ(ブルード13)』はシカゴを中心に非常に密度が高く大発生することに加え、『13年ゼミ(ブルード19)』は3つのブルードのうち個体数が最大で発生地域が広大のため、歴史的にも最大の数になる可能性がある」 アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは「全米およそ16州にわたって1兆匹以上のセミが出現する可能性が高く、鳴き声は飛行機よりも大きな音になることもある」と報じている。 221年ぶりとなる周期ゼミの大発生は今年4月中旬から6月初旬にかけて予想されていて、13年ゼミと17年ゼミの生息地域が重なるイリノイ州では多くの個体を見ることができそうだという。