千葉県私立小中高「初年度納付金」値上げ、中学校は平均2万円増
千葉県は2024年12月23日、2025年度(令和7年度)千葉県私立小中高校等の初年度生徒納付金の調査結果を公表した。12月時点の平均額は高校78万5,354円、中学校88万3,146円、小学校95万1,896円で、前年度より1~2万円程度の値上げとなる。 【画像】令和7年度千葉県私立高等学校初年度納付金
初年度納付金は、入学金、授業料、施設関係費など、入学初年度にかかる納付金の総額。学校により別途、給食費、スクールバス代、諸会費の納入などが必要となる場合がある。
千葉県内の私立高校54校(全日制64学科)の初年度納付金は、前年度比1.4%増の78万5,354円(前年度比1万586円増)。54校のうち値上げ校は茂原北陵、千葉明徳、専修大学松戸、日本大学習志野、我孫子二階堂、千葉日本大学第一など12校で、42校は据え置く。最高額は渋谷教育学園幕張99万2,000円、千葉県安房西43万8,000円がもっとも低額だった。
私立中学校24校の初年度納付金は、前年度比2.7%増の88万3,146円(前年度比2万3,092円増)。24校のうち値上げ校は市川、千葉日本大学第一、八千代松陰、昭和学院秀英、渋谷教育学園幕張、東海大学付属浦安高等学校中等部、芝浦工業大学柏など11校で、13校は据え置く。最高額は渋谷教育学園幕張105万2,000円、成田高等学校付属66万6,400円がもっとも低額だった。
私立小学校10校の初年度納付金は、前年度比0.8%増の95万1,896円(前年度比7,400円増)。10校のうち値上げ校は、暁星国際流山のみで、9校が据え置く。最高額は幕張インターナショナルスクールで234万円、三育学院大学付属光風台三育52万円がもっとも低額であった。
2025年度千葉県私立学校初年度納付金の一覧は、千葉県のWebサイトで高校・中学校・小学校別に公開している。受験料、入学金、授業料、施設関係費などの内訳も見ることができる。
リセマム 川端珠紀