「駅前スタジアム実現へ」 ホームタウン4チーム、相模原市に提案
相模原市ホームタウン4チームは11月19日、相模原市が策定する「相模原駅北口地区土地利用計画」の民間意見公募に提案書を提出したと発表した。(相模原町田経済新聞) 民間意見公募は、相模原市が同地区の土地利用に民間活力を最大限に生かすことを目的として実施。土地利用の重点ポイントや具体的な施設イメージ、交通、実現化方策などについて提案を求めている。 SC相模原、三菱重工相模原ダイナボアーズ、ノジマステラ神奈川相模原、ノジマ相模原ライズのホームタウン4チームは「他のステークホルダー」と共同で9月に提案書を提出。書面審査で選ばれた11者のひとつとして、10月下旬に行われたプレゼンテーション・対話に参加した。 市は、提案者や提案内容を非公表として、来年3月公表予定の土地利用計画骨子の内容に、提案書の概要を含めるという。 今回の発表について、SC相模原の広報担当者は「シーズンを終えようとしているチームとこれからシーズンが始まるチームの端境期となるタイミングで一斉に実施した」と明かす。 提案内容については、「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」に関するものと説明しつつ、「チームが直接的に土地利用の当事者にならない」ため、非公表にしたという。 三菱重工相模原ダイナボアーズの石井晃ゼネラルマネージャーは「計画地は立地が良く、長崎のピーススタジアムよりも規模が大きい。提案した土地利用が実現すれば、相模原のフットボールがさらに盛り上がる」と期待を寄せる。 同地区はJR相模原駅北口に面する相模総合補給廠(しょう)一部返還地で、敷地形状は、東西方向に約550メートル、南北方向に約275メートル。面積は約15ヘクタール。所有者は国。 市はこれまでの検討で、土地利用のケーススタディーを「にぎわい機能を備えた中層低密度・ライフ重視ケース」「職住近接高層高密度・イノベーション重視ケース」「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」の3案にまとめている。 土地利用計画策定後、市による事前政策評価、都市計画決定、国による土地処分、インフラ整備に順次着手するが、まちびらきの時期は現時点では未定。
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