2024年、ザウバーは”ステークF1”として活動へ。新しいチームロゴを元旦に発表
ザウバーは今シーズン、ステークF1チームとして活動することを正式に発表。そのロゴも披露された。 【ベルトラン賀正】SNSでトレンドになっていたので、ギャラリーを作ってみました:ベルトラン・ガショー 新年早々、昨年までアルファロメオF1として活動してきたザウバーは、2024年シーズンから2年間、ステークF1チームとして活動していくことを正式に発表した。 ザウバーは2026年から、アウディのワークスチームとして活動していくことが決まっている。しかしアウディは、F1活動をスタートさせる2026年まで、同社のブランドをF1で使わないことを決めている。そのためザウバーとしては、アウディのワークスチームとなるのチーム名を探さなければならなかったが、この度の発表により、ステークF1チームとして戦うことが明らかになった。 先月FIAが発表した2024年のF1エントリーリストには、ザウバーの正式名称は”ステークF1チーム・キック・ザウバー”として記載され、シャシー名も”キック・ザウバー”となる旨が記されていた。 なおステークとキックはいずれもオーナーが同じであり、2023年にも2社のロゴがF1マシンに掲出されていた。そしてグランプリによって、優先されるブランド/カラーリングを選択するという形が採られた。 チームの暫定代表であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、新しいアイデンティティによる野心的なプログラムの始まりだと語った。 「昨シーズンは、ステークのF1の旅の始まりだった。そしてステークF1チームを率いるという新たな役割は、この道における自然でエキサイティングな、次のステップを象徴している」 「ステーク社は、増大の一途を辿るF1のファンベースをうまく活用し、自社のコミュニティを強化することに成功しただけでなく、まったく新しいファンをこのスポーツに導くことにも成功した。このことは、我々のチームだけでなく、F1に関わる全員にとっても有益なこととなった」 「我々はアルゼンチンのサッカー界のレジェンドであるセルヒオ・アグエロや、インド系カナダ人ラッパーであるカラン・アウジラなど、ステークのアンバサダーを務める何人かの人物と、素晴らしい活動を共にする機会があった」 「2024年は新たな1ページとなり、より多くのこと、より素晴らしいことを行ない、さらに遠くにたどり着くチャンスとなるだろう。この新シーズンにさらなるエキサイティングがイベントが登場することを楽しみにしている」 ステーク社の共同創設者であるエドワード・クレイブンも、次のように語った。 「我々は、大胆なチーム名であるステークF1チームとして今年のF1シーズンをスタートさせ、我々のF1チームに衝撃的で真新しいアイデンティティをもたらす機会に興奮している」 「スピード、イノベーション、限界突破に対する深い情熱を原動力として、我々は現在、2024年以降にチームを前例のない高みに導くことができる、理想的な立場にある」 「今後数年間にわたって、コース内外の興奮を再定義するための、いくつかの驚くべきアクティベーションが計画されている」 「ステークF1チームはエキサイティングな未来に向かって加速していく。ご期待いただきたい」
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