ビットコインは一時6万4000ドルまで上昇、マイクロストラテジー株は6カ月ぶりの高値でBTCにポジティブな影響か
マイクロストラテジー株はビットコインに対して過大評価、だが上昇は続く可能性
マイクロストラテジー株は、弱気な株式市場の中で際立った例外であり、株価は3月下旬以来初めて190ドルまで上昇し、5.5%高で取引を終えた。同社はビットコイン保有で知られ、160億ドル近いビットコインを保有している。 10x Researchの創設者マーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は7日、市場が開く前のレポートで、回帰分析では同社株はビットコインに対してすでに44%も過大評価されているが、180ドルを突破すれば、さらに上昇する可能性があると指摘した。 「マーケットメーカーは、おそらく個人投資家に対してコール(買う権利)を販売しているため、ショートガンマ(オプションの売り越し)のエクスポージャーをヘッジせざるを得なくなる可能性がある。また、マイクロストラテジー株のショート・ポジションを46億ドル保有するヘッジファンドは、価格が180ドルを上回った場合、ショートをカバーする圧力に直面する可能性がある」(ティーレン氏) 同社の社債に対する需要は発行規模の拡大とともに堅調で、この株価上昇により、マイクロストラテジーはビットコイン購入のためにさらに社債を発行する可能性があると同氏はレポートで述べている。 「ビットコイン購入のためにさらに負債を増やすことは理にかなっているように思える。マイクロストラテジーの株価が上昇すれば、株価上昇の勢いがビットコイン価格に好影響を与え、フィードバックループが形成されるという尻尾が犬を振るような(本末転倒の)効果が生まれる可能性がある」 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:CoinDesk|原文:MicroStrategy Surges to 6-Month High as Bitcoin Wrestles With Key Moving Average
CoinDesk Japan 編集部