中国海警4隻、金門島周辺航行 2日連続、台湾側水域
【台北共同】台湾海巡署(海上保安庁に相当)は16日、中国本土に近い台湾の離島、金門島周辺の禁止・制限水域を中国海警局の船4隻が同日航行したと発表した。台湾当局は同水域内への許可のない中国船の進入を禁止しているが、中国海警船による同水域内の航行は2日連続。 中国は金門島付近で2月に起きた中国漁船転覆事故を受け、台湾側が設定した禁止・制限水域の存在を明確に否定する談話を発表し、パトロールの常態化を表明。現状変更を図っている。 海巡署は中国海警の航行に対し「海上交通の秩序と安全に深刻な影響を与えるものだ」として停止するよう要求した。 海巡署によると、4隻は船隊を組んで同水域内に進入した。