電柱近くで座り込む男児に中学生2人「どうしたの?」…知人とはぐれたと知り、交番に送り届け無事保護
宮崎県都農町では路上に1人で座り込んでいた小学低学年の男児の保護に尽力したとして、ともに都農中2年の男子生徒2人(いずれも14歳)に県警高鍋署から署長感謝状が贈られた。 【写真】宮崎県警察本部
同署などによると、2人は11月11日午後5時45分頃、自転車で帰宅中に同町川北の町道で、電柱の近くに座り込んでいる男児を見つけた。近づいて「どうしたの?」などと尋ねると、男児は公園で知人らとはぐれたといい、「帰りたい」などと話した。2人は男児に付き添い、20分ほど歩いて都農交番に送り届けた。男児は無事だった。男児は2人に「ありがとう」と伝えたという。
今月24日、都農中で杉村昌俊署長から感謝状を受け取った生徒の1人は「助けることができてよかった」、もう1人も「これからも困っている人がいたら助けたい」と話した。杉村署長は「よく見つけていただいた。優しい心のある方々でよかった」と2人をたたえた。