「火の用心、戸締まり用心、火の用心」 子どもパトロール隊も呼びかけ 福島県双葉町駅西住宅で夜回り開始
福島県双葉町のJR双葉駅西側にある町営住宅「駅西住宅」で23日、夜回りパトロールが始まった。年末まで、住民が定期的に住宅内を歩いて防火や防犯を呼びかけ、火災や孤独死を防ぐ。この日は「子どもパトロール隊」も加わり、元気よく注意喚起した。 住民一丸となって地域の安全を守ろうと、駅西住宅管理組合が主催した。初回は住宅に住む子どもたち11人を含む25人が住宅周辺を回った。列をつくり、拍子木を鳴らしながら「火の用心、戸締まり用心、火の用心」と大きな声で呼びかけた。 12月末まで、毎週水曜日と土曜日に住民ボランティアが巡回する。来年以降の継続、パトロール範囲の拡大も検討していく。 管理組合の国分信一組合長(74)は高齢者や移住者が多い地域の特性を考え、住民同士のコミュニケーションを積極的に図る重要性を強調している。「この場所から絶対に孤独死や火災を起こさないという気持ちで活動する」と誓った。
(相双版)