大山で遭難した男性登山者を救助 右手指のしびれ訴えるも、救助隊とともに歩いて下山 登山届は未提出…雪に穴掘り、一夜明かす
鳥取県大山町の国立公園・大山(標高1729メートル)のユートピアコースで起きた遭難事故について、琴浦大山署などは22日、福岡市の会社員男性(36)を救助した。男性は救助隊とともに自力で下山した。右手指のしびれを訴えたが命に別条はないという。 【写真】大山で遭難した男性登山者を救助 救助隊とともに歩いて下山
琴浦大山署によると、男性は21日午前10時ごろ、1人で入山。日帰りの予定で登っていたところ、新雪にはまって身動きがとれなくなり、午後6時ごろに110番した。男性は位置を知らせる雪崩ビーコン(電波受発信器)を持っていたが、登山届は提出していなかった。 県警と県山岳・スポーツクライミング協会の会員でつくる救助隊7人が22日早朝から捜索を開始。午後1時半ごろ、発見された。 男性は雪に穴を掘り、ビニールで風よけを施して一夜を過ごしたという。