「不快の輪」を広げない いっぱい笑う関根家の子育て術【テレビ寺子屋】
バラエティ番組を中心に活躍する関根勤さんは、芸能生活50周年を迎えます。2006年に芸能界デビューし、2児の母でもある娘の麻里さんと、親子で関根家の子育てについて語ってくれました。 【テレビ寺子屋】「誰かのためだと成功します」 勝俣さんが大切にする欽ちゃんの言葉
テレビ静岡で6月16日に放送されたテレビ寺子屋では、関根勤さんと麻里さんが対談し、関根家が子育てで大切にしていることをエピソードを交えながら教えてくれました。
◆「人生って楽しい」
関根勤さん: 幼い麻里を育てる時、僕にできることは何かと考えました。「人生って楽しいんだ」と思ってもらいたい。そのためにはいっぱい笑うことがいいと思い、家でずっとふざけていました。 お風呂に入ろうと服を脱ぐと、僕のお尻が小さい麻里の目の前に来る。僕がお尻を振って麻里がそのお尻をパチパチ叩きながら歌って踊る「ケツケツダンス」をずっとやっているので、妻が来て「早くお風呂に入りなさい」と注意されたものです。 外でお友達とけんかした、先生に叱られたなど嫌なことがあっても、家に帰ってくれば父も母も味方で、いつも「大丈夫だよ」と愛してくれ、笑わせてくれる。「人生って楽しい、生まれてきてよかった」と思ってもらいたかったのです。
◆ふざけることに寛容な両親
関根麻里さん: 日常生活のあらゆることが笑いに変わって、例えばかくれんぼも全く隠れないで「銅像です」と立っていて、「それはちゃんと隠れてよ」と笑ったのを覚えています。 父はそうやってふざける相手で、母は必ず止めに入る係だったので、子供の頃は母をどちらかというと面白くない人だと思っていました。でも大人になって冷静に考えてみると、「母も面白い人なんだ」って。ケツケツダンスを止めていないんです。 楽しむことは認め、自らやるわけではないけれどもその光景をきっと「面白いなあ」と思って見ていて、ただあまりにも2人がずっとふざけているので止めに入る。いいバランスで、ふざけることに対して怒られたことは一切ないです。
◆明るい輪を広げる存在に
関根勤さん: 「不快の輪」を自分の娘から広げたくない。例えば両親の仲が悪くて嫌な気持ちで学校に行き、お友達に「おはよう」と言われても、感じが悪い返事しかできないとそこから不快の輪が広がってしまいますよね。 でも、いつもゲラゲラ笑わせて、登校して友達とぶつかっても、「ごめんなさい、大丈夫よ」と吸収してしまうと言うんでしょうか、そんな存在でいてほしい。「麻里が来ると明るくなるよね」というふうに育ってほしかったのです。 関根麻里さん: お互いにコミュニケーションをすごくとってきたと思うんです。父も母もオープンで何でも話せる雰囲気作り、環境作りをしてくれていたので私も話しやすかったですし、聞いたら何でも答えてくれたし、すごく向き合ってくれていました。