糖尿病「歩いて予防して」京都で医療従事者らが催し、JR駅舎も青くライトアップ
歩くことは糖尿病の予防に効果がある。国連が定める「世界糖尿病デー」の14日、そうした糖尿病のことを知ってもらおうと、京都府南丹市八木町のJR八木駅周辺で、地元の医療従事者らが中心となって「ナイトウオーク」を展開した。特別に青くライトアップされた駅舎を背に出発した。 八木駅近くにある京都中部総合医療センターの糖尿病委員会が主催。約100人が参加した。 同委員会によると、日本の糖尿病患者は約1千万人。原因は、食生活の不摂生だけでなく、体質や遺伝による要因もあり、誰もがなる可能性がある。予防には運動が有効で、歩くことは血糖値を下げる効果がある。 ウオークに参加した住民は、医療従事者の話を聞きながら駅周辺を歩き、リスクや改善策について理解を深めた。 委員長の馬場遼医師は「糖尿病は自覚症状がないことも多く、正しく理解して健診などで早期発見につなげてほしい」と訴えた。