架空請求詐欺、4538万円被害 茨城・つくばの男性
茨城県警は4日、同県つくば市、男性(68)が架空請求で現金と電子マネー利用権計4538万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件として調べている。 県警組織犯罪対策1課によると、サポートセンター職員を名乗る男から今年2月、男性の携帯電話に「あなたの携帯電話がハッキングされ犯罪に使われている」などと連絡があり、ウイルス除去名目で10万円分の電子マネー利用権をだまし取られた。 その後も別の男から「ネット使用料金が未納」「サイバー保険に加入すれば保険適用になる」「損害を受けた会社の人が自殺未遂を図り慰謝料が必要」などと言われ、男性は6月23日までに計108回にわたり、指定口座に現金計4528万円を振り込んだ。 男性の話を聞いた親族が不審に思い、県警つくば署に相談して発覚した。
茨城新聞社