ディオール、プラダ、ベルルッティ。頂上ブランドの“特別なデニムジャケット”コレクション
伝統的なスタイルや、ヴィンテージを彷彿させる逸品。さらにシルクスクリーンでGジャンをプリントしたユニークなものも。 ▶︎すべての写真を見る 日常に高揚感をもたらす、頂上ブランドの“特別なデニムジャケット”をご堪能あれ。
「ディオール」
実在のバレエダンサーのルドルフ・ヌレエフという人物が鍵となった今季テーマは「コントラスト」。 なかでも特に目を引くデニムジャケットは、シャツタイプの白いボディにシルクスクリーンでGジャンのプリントを施し、重ね着のように見えるユニークなもの。 ラムスキン製のパンツはヌレエフのオフステージの装いに着想を得たという。 実用性と豪華さ、リアリティとドラマ、舞台と舞台裏。さまざまな対比が一体となってキム・ジョーンズの世界観を演出する。
「ベルルッティ」
伝統的なワードローブの構成要素にアレンジを加える。その方法論でワークウェアを新たな高みへと昇華する今季のコレクション。 なかでも、デニムジャケットは出色の出来栄え。日本デニムメーカーDOVA社による最高級コットンシルクのセルビッジデニムで仕立てているのだ。 また、ネップを入れたことで表情豊かな装いが楽しめ、スクリット入りの裏地やパティーヌレザー製パッチが所有欲を掻き立てる。共地のパンツとセットアップでも楽しみたい。
「プラダ」
ヴィンテージデニムを彷彿させるディテールを随所に落とし込んだデニムジャケット&パンツ。その象徴が、デニムの誕生以来、1940年代初頭まで採用されていた伝統的意匠のシンチバック(=尾錠)だ。 ほかにも場所によりイエロー、オレンジと色を変えたステッチや紙製パッチなど細部にプラダのこだわりが光る。パッチにいたってはアーカイブのブランドロゴを採用する作り込みだ。 日本製のセルビッジデニムで育て甲斐のあるノンウォッシュという点もたまらない。 清水将之(mili)=写真 菊池陽之介=スタイリング 竹井 温(&'s management)=ヘアメイク 安部 毅=文
OCEANS編集部