「買い物・交通・レジャー」の費用を抑える〈シニア限定特典〉活用のすごいテクニック【FPが解説】
店舗、交通機関、レジャー施設等では「シニア世代限定特典」を展開しているところが多数あります。これらを使わない手はありません。ぜひうまく活用して、おトクに楽しく支出を抑えていきましょう。※本連載は、頼藤太希氏監修のMOOK『定年後のお金の不安がなくなる本』(晋遊舎)より一部を抜粋・再編集したものです。 年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
シニア世代限定特典を展開する店、交通機関、レジャー施設等多数
歳を取ることにネガティブな印象を持っている人は多くいるが、シニアならではのメリットも存在する。店舗や交通機関、レジャー施設のなかには、シニア世代限定特典を展開しているところが多く存在しているのだ。 スギ薬局やツルハグループのドラッグストアでは、毎月決まった日に一定年齢以上の対象者がポイントカードを提示することで、会計時に割引きされるサービスを実施している。「ガスト」などを有するファミリーレストランのすかいらーくグループでは、60歳以上限定でスマートフォンアプリの画面提示で期間中何度でも会計に割引きを受けられるサービスも。 電車やバス、飛行機などの公共交通機関で使えるシニア限定割引きもあるので、定年後に自由な時間が持てるようになったら、特典を利用していろいろなところへ旅行に行くのもいいだろう。 レジャーの分野でも特典を受けられる施設は多く存在しており、映画や舞台鑑賞のほか、ボウリングを通常価格よりも安い料金で楽しむことができる。 特典で注意したいのは、サービスごとに利用可能な年齢に違いがある点だ。イオンシネマの「夫婦50割引」のように50歳以上を対象年齢とするサービスがある一方、ANAの「スマートシニア空割」などは65歳以上が対象となっており、ひと口にシニアといっても年齢の幅は大きい。
買い物もレジャーも通常より安く楽しめる
シニアだけが受けられるサービスは、買い物や外食、移動やレジャーなど、さまざまな場面で利用可能となっている。 毎月10日はポイントカード提示で会計が10%割引きになるトイザらスの「まご割」は高齢者にも孫にも嬉しい制度だ。レジャーでは通常料金よりも安い金額で映画鑑賞できるイオンシネマの「夫婦50割引」やボウリングのゲーム料金が安くなるラウンドワンの「アクティブシニアパック」など、老後を楽しむためのサービスが展開されている。 【ポイント1】日常的に使う場面が多い「シニアだけ」のお得な制度を利用 ●買い物・飲食 ★スギ薬局 サービス:Goハッピーデー 対象年齢:60歳以上 内 容:毎月15日・16日・17日はポイントカード提示で買い物が5%オフになる ★トイザらス・ベビーザらス サービス:まご割 対象年齢:50歳以上 内 容:毎月15日にポイントカード提示で会計が10%オフになる ★すかいらーくグループ サービス:プラチナパスポート 対象年齢:60歳以上 内 容:アプリから入手するパスポート提示で有効期限中は何度でも会計5%引き ●交通 ★JR東日本 サービス:大人の休日倶楽部ジパング 対象年齢:男性:65歳以上女性:60歳以上 内 容:JR東日本、JR北海道の切符を最大3割引で購入できる ★一般社団法人東京バス協会 サービス:東京都シルバーパス 対象年齢:70歳以上 内 容:70歳以上の都民が都内民営バス・都営交通などを利用できる ★ANA サービス:スマートシニア空割 対象年齢:65歳以上 内容:搭乗日当日に空きがある飛行機に安い運賃で乗れる。ANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員が利用可能 ●レジャー ★イオンシネマ サービス:夫婦50割引 対象年齢:50歳以上 内 容:夫婦のいずれかが50歳以上なら、二人で2200円で映画を鑑賞できる ★ラウンドワン サービス:アクティブシニアパック 対象年齢:60歳以上 内 容:平日限定でボウリング4ゲームが1540円でプレイできる ★新国立劇場 サービス:高齢者割引 対象年齢:65歳以上 内 容:オペラ、バレエのチケット代が5%割引になる