老朽化が進む仙台・泉区役所 新庁舎建設工事の起工式 新たなにぎわい創出へ
khb東日本放送
完成から40年が経過し老朽化が進む仙台市の泉区役所新庁舎の建設工事が1月から始まります。19日に起工式が行われました。
起工式には関係者ら約50人が出席し、工事の安全を祈願しました。 三菱地所東北支店増渕多俊支店長「泉区役所周辺の発展こそが、これからこのエリアのにぎわいを進めていくことになるだろうと確信しております」 地上6階、地下2階建てで地下2階部分が仙台市地下鉄南北線の泉中央駅と接続します。整備費は約132億円で、使用開始は2026年度を予定しています。 中野玲那記者「泉区役所新庁舎の建設予定地です。隣には区民広場が設けられるほか民間の施設も建設が予定されていて、更なるにぎわいの創出が期待されています」 地上1階の区民ホールは、地域住民が交流したりくつろいだりできるスペースになります。庁舎前にはイベントなどが開催できる約3000平方メートルの区民広場が設けられます。 区画内には、オフィスビルとカフェなどの集客機能を備えた賃貸マンションの建設も予定されていて、区画全体としては2029年度に整備が完了する予定です。 泉区民「交流の場が少しでも増えたら良いなっていうのは、子どもが生まれて思ったので期待していますね」「高齢者が多くなってくると思うのね。バリアフリーと子どもたちが来ても遊んで待ってられるような所ができると良いのかなと思っています」 区民が気になっているのは、区役所と道路をはさんで向かい側、1月に惜しまれながら閉店したアリオ仙台泉跡地の活用です。 泉区民「セルバもありますけれど、あまり使用頻度が無くなった」 仙台市と建物を所有する住友商事は、商業機能の維持やにぎわい創出のため、取り壊さず建物を再活用する方向だということです。 大黒雅隆副区長「区役所の区民広場を中心としたにぎわい、駅前や七北田公園をつなぐにぎわい軸を改めてつくっていきたいなと考えています」
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