“令和の米騒動”の中…気になる『秋の味覚の価格や出来』を調査 サンマは値下がり見通し サケは高値か
新鮮市場いせやの担当者: 「今後も間違いなくずっと不漁だろうと。イクラの値上げの打診がきていますね。今年のサケはちょっと見通しは暗いかなと。代わりにサンマを」 また、サンマ同様、上位にランクインしていたクリとサツマイモは、収穫のシーズンは今後本格化するため、見極めはこれからですが、秋が深まり始める頃には価格もお手ごろになると期待できるといいます。
果物では「ナシ」「ブドウ」「カキ」がランクインしています。 40代: 「ナシですかね。果物で一番好きなので」 80代: 「買ってきました。2個入りですね。体にもいいっていうから」 しかし、2024年はナシに心配事があります。 JAあいち豊田・営農生活部の担当者: 「今年は量もどうしても少ないものですから、約1割程度、価格の方が上がっていますね」 JAあいち豊田によると、2024年は連日の猛暑に加えて雨が少なく、全国的に小玉の傾向で、出荷量も減少していて、価格も2023年と比べておよそ1.1倍上がっているということです。
糖度は詰まっていて愛知のナシの味には影響はないといいますが、全国的な出荷量の低迷にはカメムシの影響あります。 JAあいち豊田・営農生活部の担当者: 「他の産地ですと、カメムシの被害があって。おいしい汁の部分を吸ってしまうんですよね。そうすると梨にへこみが出てしまいまして」 全国各地で大量発生したカメムシによる被害で、カメムシに汁を吸われたナシの表面はへこんでしまい、商品としての出荷は難しくなります。
同様の被害は、同じく秋の味覚・カキでもみられるといい、こちらも価格の高騰につながるということです。