2024年4月から「相続登記が義務化」、最低限やるべきことは何ですか?
【最新】終活に関する意識調査データをチェック
株式会社エス・エム・エスが「親の終活に関する意識調査」を実施。全国の60歳以上の親をもつ男女を対象にした、親の終活に対する意識や進捗、相続についての実態が明らかになりました。 調査概要は下記のとおりです。 ・調査方法:Webを使用したアンケート ・調査対象:60歳以上の親を持つ男女 ・アンケート母数:1,024名(全国) ・実施日:2023年12月12日(火)~2023年12月13日(水) ・調査会社:株式会社エス・エム・エス ・リリース公開日:2024年2月2日 ●「相続についての不安」1位は「相続税」(63.6%) 相続税などが気になるという人は多いものの、相続について漠然とした状態の人が少なくありません。情報収集を含む、具体的な行動には至っていない様子がうかがえます。 ●「親にやっておいてほしい終活」1位は「相続財産/借金/保険」(28.1%) 子どもであっても親の貯蓄やお金事情について詳しく知る人は、意外にも少ないように見受けられます。 ひとつの目安として、シニア世代がどれだけ貯蓄しているのか確認していきましょう。
【70歳代】二人以上世帯の貯蓄額をチェック!
親にやっておいてほしい終活で1位に挙げられていた「相続財産」の処理。では、現在の70歳代はどのくらいの貯蓄を所持しているのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、70歳代の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【参考】70歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産非保有世帯を含む) ・金融資産非保有:19.2% ・100万円未満:5.6% ・100~200万円未満:5.1% ・200~300万円未満:4.3% ・300~400万円未満:4.7% ・400~500万円未満:2.5% ・500~700万円未満:6.2% ・700~1000万円未満:5.8% ・1000~1500万円未満:10.2% ・1500~2000万円未満:6.6% ・2000~3000万円未満:7.4% ・3000万円以上:19.7% ちなみに、70歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額は1905万円、より実態に近い数値とされる中央値は800万円という結果でした。