「監督としての仕事は終わり」リバプール退任のクロップ氏が監督業引退を示唆…一方で「まだフットボール界では働きたい」
昨シーズン限りでリバプールを退任したユルゲン・クロップ氏は、監督業からの引退を示唆した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン限りで、9年にわたって指揮したリバプールを去ったクロップ氏。これまでプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ(CL)、クラブ・ワールドカップ(CWC)など数多くのタイトルをクラブにもたらし、名門復活に多大な貢献を果たしたが、エネルギー枯渇を理由として今年1月に退任を表明していた。 少なくとも1年は休養をとると明言しているクロップ監督だが、その名声もありイングランド代表やアメリカ代表が招へいを検討するなど、新天地についての噂は後を絶たず。指揮官がどのような決断を下すかは、注目の的になっていた。 しかし、ドイツのヴュルツブルクにて開催された国際監督会議の場で、クロップ氏は監督業からの引退を示唆。今後考えが変わる可能性は残しつつも、異なる形でフットボール界に貢献したいとの意思を表明している。 「今日をもって、監督としての私の仕事は終わりだ。気まぐれで(リバプールを)辞めたのではなく、ちゃんとした決断だった。私は世界最高のクラブで指揮官を務めてきた」 「数カ月後、また話し合えるかもしれない。私はまだフットボール界で働きたいし、自分の経験と人脈で人々を助けたいと思っている。だから、何が起こるか見てみよう」 「(どこからオファーが来たかについて)何も言うことはない。現時点では、仕事に関して何もないんだ。クラブ、代表関係なくね。誰が電話してきても例外はない。辞任声明で、私は1年間は監督をしないと言った。きっとその部分を見逃した人もいるだろう。翌日、誰かが電話してきたが、私は『頭がおかしいのか?昨日説明したばかりだろう』と言った」 「もし私が『イングランド代表だけは例外だ』などと言ったら、フットボール史上最大の名誉失墜になるだろう。私はこの状況がどれだけ幸運かはわかっている。多くの監督がいるが、電話が鳴り止まず、どこにでも行ける状況はほとんどない幸運だろう。ただ、私に連絡を取るのにはこれ以上ない悪いタイミングだ」 「仕事には就くつもりさ。パデルテニスや孫の面倒を見るだけとなるには、私は若すぎる。また監督になるか?今のところ、それはない。数カ月後にどうなっているかだろうね。今のところ、何も決まっていない」
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