2年連続最下位の中日がスタートダッシュ成功!からの5連敗……それでも「中日ドラゴンズが愛される理由」に迫った一冊がランクイン[新書ベストセラー]
4月23日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『国民の違和感は9割正しい』が獲得した。 第2位は『世界は経営でできている』。第3位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』となった。 4位以下で注目は7位に初登場の『中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由』。著者はスポーツ紙で様々な球団を取材してきたスポーツライターの喜瀬雅則さん。同書によると立浪ドラゴンズは2年連続最下位と低迷する一方で、視聴率や観客動員数は落合ドラゴンズ最終年の2011年を上回っているという。なぜドラゴンズは愛されるのか。喜瀬さんは立浪和義監督をはじめ、田尾安志さん、福留孝介さんら多くのOBや関係者を取材し、その理由に迫っている。目次には「地産地消のコンテンツ」「名古屋の流儀」「星野王国」「連覇でも退任した理由」(落合監督が ※編集部注)などの分析が並んでおり、名古屋の風土や名古屋人の好む気質についての理解も深まる一冊となっている。
1位『国民の違和感は9割正しい』堤未果[著](PHP研究所) どさくさ紛れの法改悪、水道・食料・デジタル通信の危機……。政府が隠す「国民の不利益」はこう見抜け! (PHP研究所)
2位『世界は経営でできている』岩尾俊兵[著](講談社) なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか? 張り紙が増えると事故も増える理由とは? 飲み残しを置き忘れる夫は経営が下手? 仕事から家庭、恋愛、勉強、老後、科学、歴史まで、人生がうまくいかないのには理由があった! 一見経営と無関係なことに経営を見出すことで、世界の見方がガラリと変わる! 東大初の経営学博士が明かす「一生モノの思考法」(講談社ウェブサイトより)
3位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社) 【人類の永遠の悩みに挑む!】「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。(集英社ウェブサイトより) 4位『バッタを倒すぜ アフリカで』前野ウルド浩太郎[著](光文社) 5位『話す力 心をつかむ44のヒント』阿川佐和子[著](文藝春秋) 6位『グローバルサウスの逆襲』池上彰[著]佐藤優[著](文藝春秋) 7位『中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由』喜瀬雅則[著](光文社) 8位『世界はラテン語でできている』ラテン語さん[著](SBクリエイティブ) 9位『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン[著]マッツ・ヴェンブラード[著]久山葉子[訳](新潮社) 10位『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』橘玲[著](文藝春秋) 〈新書ランキング 4月23日トーハン調べ〉 協力:新潮社 Book Bang編集部 Book Bang編集部 新潮社
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