【解説】佳子さま“別居”…なぜ説明遅く? 宮内庁長官「タイムリーではなかった」
■もっと早い段階で説明できたはず…発表を控えた理由は
佳子さまが住まれている分室は、ご夫妻と悠仁さまのお住まいの秋篠宮邸と木をはさんで隣にあります。ただ、改修している段階で佳子さまが別々に住まれることは分かっていたなら、もっと早い段階で説明できていたはずです。 先月30日の発表で秋篠宮家の側近幹部である秋篠宮家担当の加地隆治皇嗣職大夫は「『セキュリティの観点』と『私的なこと』という理由で発表を控えるべきという考えだったが、大きな変更点なので説明すべきではないかと熟慮して発表した」としています。 一方、13日に西村泰彦宮内庁長官は「なるべく早く発表すれば良かった。まとめるのに時間がかかったと聞いている」と説明しました。
■工事費がどれくらい削減できたかは示せず
建物の改修にどれくらいの費用がかかったのか。建物と庭園などを含め約30億2000万円の費用がかかっています。仮住まいとして建てられ現在、佳子さまが住まれている分室の建設費用は約9億8000万円です。 宮内庁は、佳子さまが秋篠宮邸に住まれないことで工事費が結果としてどれだけ削減に至ったについては、お住まいの部分と公務で使う部分を区別せずに精算しているため、示すことが難しいとしています。 ◇ 皇族のお住まいについては私的なことである一方、多額の税金が使われるため注目されることでもあります。それだけにできるだけオープンでタイムリーな説明が求められます。 (2023年7月14日午後4時半ごろ放送 news every.「知りたいッ!」より)