【コンセプトモデル】Z8や503などクラシックモデルを彷彿とさせるデザインスタディ「BMWコンセプト スカイトップ」発表
ドアハンドルはシートメタルから消え、「ヴィジョン ニュークラスX」のスタイルでウィングレット状に窓枠に組み込まれている。もちろん、横方向のホフマイスターキンクは必須で、ドライバーの真後ろでタルガのロールバーに合流するように再解釈されている。
革張りのルーフとロールバー
ところで、このコンセプトカーのロールバーと2分割されたルーフは、外装も含めて完全にレザーで覆われている。これは、特に耐候性に優れたレザーによって実現されている。しかし、さらに後方には、BMWの旧モデルからの影響だけが見られるわけではない。特にリアセクションはイタリアのボートビルダー、「リーヴァ」からインスピレーションを得ており、唯一欠けているのはトランクリッドのチーク材である。非常に細いリアライトは、やはり「Z8」を彷彿とさせる。
「コンセプト スカイトップ」のテールパイプは、アウディの「RS」モデルを彷彿とさせ、対照的なディフューザーエレメントにエレガントに縁取られている。コックピットはプレミアムクーペでお馴染みのものだ。
インテリアは、モノクロームのフルレザーシート、「ブダペストスタイル」の装飾ステッチ、乗馬スポーツの鞍を思わせるショルダーパッドのトリムなど、上質なデザインとなっている。すべての装飾要素は同じ色で縁取られ、インテリアにモノクロームに近い印象を与えている。ギアセレクターレバー、iDriveコントローラー、シートにあしらわれたカラフルなクリスタルの輝きが、シックなアクセントとなっている。
コンセプト スカイトップはスモールシリーズとして製造される可能性
BMWは、ボンネットの下に「最もパワフルなV8」が搭載されていることを明らかにするのみで、テクノロジーについては控えめな姿勢を貫いている。しかし、「M8コンペティション」の625馬力が実際に「コンセプト スカイトップ」に搭載されているかどうかは確認されていない。しかし、結局のところ、問題はそこではない。
最後に、「コンセプト スカイトップ」は量産されるのだろうかという疑問が生じるのは必然である。その答えは意外なものだった。2023年からのコンセプトツーリングクーペでは、バイエルンは当初からシリーズ生産を否定していたが、今回は少なくとも小規模シリーズの選択肢を残している。十分な財布を持つ潜在的な顧客がいることは確かだからだ。
結論
「BMWコンセプト スカイトップ」は水に浮かぶことはできない。しかし、自動車とボート製造の影響がどのように組み合わされるかをエレガントに示している。もし私なら、「ぜひ作ってください!」とお願いしたい。
Sebastian Friemel