帝京大・中野孝行監督が箱根をもう一度走るなら…未体験の「5区、山を走りたい」 国士館大で4年連続出場 2区も
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に18年連続26回目出場の帝京大が12日、東京・八王子市のキャンパス内で会見を行った。 * * * 国士舘大出身の中野孝行監督(61)は学生時代は1年時から10区8位、2区16位、4区3位、2区8位とエース区間も駆けてきた。もしもう一度、箱根駅伝を走れるならの問いに「5区を走りたい。山、走りたい」と即答した。 理由は明快。「走ったことがないから」。そして意外なことに「自分が、上りが苦手だから」と続けた。かなわないことと認識しつつ「やっぱり、苦手なことは残したくない」と胸中を語り「あんな区間を、よく走るなと思う。あれはスポーツではないな、と。柔道、剣道のような駅伝『道』なのかな」と、その過酷さと奥深さを笑顔で口にした。
報知新聞社