柿の種遠くへ吹き飛ばせ、250人競う
鳥取県南部町特産の富有柿をPRして町を活性化しようと23日、町農業者トレーニングセンター(天萬)で「第32回全国柿の種吹きとばし大会」が開かれ、町内外から集まった約250人が種の飛距離を競った。 町や町観光協会などでつくる富有の里まつり実行委員会が主催。陶山清孝町長が実演した後、大会がスタート。参加者はメンズ、レディース、ジュニアの部門ごとに、富有柿を食べて種を取り出すと、助走をつけたり上半身を思いっきり反らしたりしながら2回ずつ、種を吹き飛ばした。
前回2位だったという近くの主婦(44)は「着地してから種がどれだけ転がるかがポイントで、種の大きさや丸みが大事」と話し、10メートル以上飛ばした米子市両三柳の会社員(48)は「あまり助走をつけずに口と息の力で飛ばすのが自分のスタイル。来年は優勝を狙ってまた挑戦したい」と笑顔だった。