【ソフトバンク】26イニング連続無得点で痛恨の本拠地3連敗…極度の不振 「外弁慶」発揮で第6戦“逆王手”かけられるか
◇プロ野球日本シリーズ第5戦 DeNA 7-0 ソフトバンク(31日、みずほPayPayドーム) 【画像】両チームのスタメン 開幕2連勝から2連敗のソフトバンクは、この日もDeNAに序盤から主導権を握られ敗戦。本拠地で3戦3敗を喫し、DeNAに日本一王手を許しています。 ここまで17イニング連続無得点のソフトバンク打線は、1番に前日9番の笹川吉康選手を抜擢。前日1番の柳田悠岐選手が2番に入り、クリーンアップは変わらず栗原陵矢選手、山川穂高選手、近藤健介選手。キャッチャーは打率.000の甲斐拓也選手に代わり海野隆司選手が起用されました。 打撃改善を図った小久保裕紀監督でしたが、初回に笹川選手、柳田選手、栗原選手が3者連続三振。前日に続き、三者凡退発進となります。 一方、先発マウンドを任されたのは、これが日本シリーズ初登板の左腕・大関友久投手。9月18日の日本ハム戦で投球練習の際に左腕に異変を感じ緊急降板をして以降、1か月半ぶりの公式戦出場に。 しかし、初回から29球を投じるなどDeNA打線の粘りに苦戦。3回には2アウト1、2塁から7番の筒香嘉智選手にセカンド牧原大成選手の頭上を越えるセンター前タイムリーを浴び失点。3回途中までに79球を要し、被安打4、四死球4、1失点で降板します。 さらにリリーフ陣の登場でも流れは変わらず。4回に3番手・前田純投手がショートへの連続内野安打でノーアウト1、2塁とされると、打席に入った3番・牧秀悟選手に特大の一発。3ランホームランを打たれ、一気に4点差に広げられます。 これまでの4試合はすべて先制したチームが勝利、というジンクスがある今年の日本シリーズ。なんとしても追いつきたいソフトバンクですが、DeNAの先発・ジャクソン投手を前になかなかヒットが出ず。得点を奪えません。 それでも7回、この日最大のチャンスが。四死球2つとジャクソン投手の制球が乱れ、1アウト2、3塁とします。 一本が出れば得点が生まれる場面。しかし、海野選手に代わってキャッチャーに入った嶺井博希選手は低めのスライダーにバットは空を切り空振り三振。2アウトとなると、続くバッター周東佑京選手は2ストライクが先行した4球目でセカンドゴロ。無得点に終わり、周東選手は悔しさのあまりヘルメットをグラウンドにたたきつけます。 9回には6番手・津森宥紀投手が満塁から押し出しデッドボール、7番手・木村光投手が梶原昂希選手に2点タイムリーヒットを打たれるなど、ダメ押し点を許したソフトバンク。26イニング連続無得点と極度の打撃不振に陥り、本拠地3連戦を3連敗という形で終えました。 日本シリーズでは8回連続日本一と無類の強さを誇るソフトバンク。ここから大逆転へと持ち込めるのか、あるいは2000年以来24年ぶりの敗退となるのか。勝負の行方は1日空いて11月2日、横浜スタジアムで行われる第6戦にかかっています。