積み木を喉に…1歳児が心肺停止 園長ら8人書類送検 業務上過失傷害の疑い 徳島
日テレNEWS NNN
当時1歳の男の子が保育施設で積み木を喉に詰まらせ、一時、心肺停止となった事故で、14日に当時の園長や保育士ら8人が書類送検されました。 ◇ 徳島県北島町の認定こども園で、2022年12月に当時1歳の男の子が積み木を喉に詰まらせ、一時、心肺停止となる事故がありました。この事故をめぐり14日、業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのが当時の園長や保育士ら8人です。
警察によると、園長らは喉に詰まる恐れがあるものを児童に触れさせないよう注意する義務があったにもかかわらず、手の届く場所に放置した過失により、男の子が積み木を喉に詰まらせ、低酸素性脳症の傷害を負わせた疑いが持たれています。 一時心肺停止となった男の子は現在も意思疎通ができない状態です。
警察などによると、男の子が喉に詰まらせた積み木は長さ3cm、直径2.4cmの円柱形。棚の高さ34cmの位置に置かれていたといいます。施設には当時、0歳児クラスの安全点検で「誤嚥(ごえん)する恐れのある玩具」に対するチェック項目はなかったということです。 町は去年2月、原因究明や再発防止に向けた事故検証委員会を設置しています。
北島町・子育て支援課 朝野真紀課長(13日) 「町といたしましては、保護者の同意を頂き次第、報告書を公表し、再発防止に取り組んでまいりたい」 こども園は今回の書類送検を受け、再発防止策を講じているとした上で「被害者にはただただ申し訳ない。後日改めて、詳しい内容を発表したい」とコメント。 一方、こども園を認可し監査する立場にあった県は、認可と監査については「適正だった」としています。