Snow Man、INI、群雄割拠の時代に新たな歴史を築く 令和の音楽シーンに刻む圧倒的な存在感
Snow Man、新作アルバム『RAYS』の記録で“歴史的快挙”を達成
一方でSnow Manも1stアルバム『Snow Mania S1』から4作連続、通算4作目の1位に。初週売上は前作『i DO ME』の106.1万枚を超え自己最高初週売上を記録し、今年度最高初週売上も更新した。(※2)また、アルバム2作連続での初週ミリオンを達成はCHEMISTRY『Second to None』以来21年10カ月ぶりで、さらに「1stアルバムからの4作連続累積ミリオン」達成は宇多田ヒカル『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』以来20年7カ月ぶり、男性アーティストは史上初という歴史的な快挙。圧倒的な記録尽くしで、また一歩飛躍を遂げた。 通常盤に収録されている18曲中13曲が新曲とかなり気合の入った構成も注目されるが、中でも白眉はアルバム冒頭を飾るリード曲「EMPIRE」だろう。モーツァルトの「交響曲第25番」ト短調から第1楽章を大胆にサンプリングした楽曲は、荘厳でありつつこれまでにないほどアグレッシブ。誰もが知るクラシックの名曲だけあって、キャッチーさもズバ抜けており、アレンジの巧みさでラップ調のトラックとの融合も違和感なくキマっている。EMPIREとは“帝国”という意味だが、この曲はまさに彼らの独擅場。他を圧倒する威厳と説得力に満ちている。このほか、柔らかなメロディラインの美しいバラード「One」や、すでにリリース済みの「Dangerholic」、「LOVE TRIGGER」「We'll go together」、そして新曲やユニット曲などバラエティ豊かな楽曲の数々も聴きどころ。今後の売り上げ記録にもいっそうの更新が期待できる。 それぞれの個性と高いパフォーマンス力を武器に旋風を巻き起こし続けるボーイズグループたち。彼らのさらなる躍進が、今後も令和の音楽シーンを熱く華やかに彩っていくに違いない。 ※1:https://www.oricon.co.jp/news/2352723/full/ ※2:https://www.oricon.co.jp/news/2352725/full/
渡部あきこ