Rhizomatiks『recursive』メインビジュアル

真鍋大度・石橋素が主宰するクリエイティブコレクティブ、ライゾマティクスの展覧会「recursive」が、東京・表参道交差点にある「OMOTESANDO CROSSING PARK」にて、9月14日(土)から10月3日(木)まで開催される。 【全ての写真】OMOTESANDO CROSSING PARK外観 メディアテクノロジーと身体性の関係を探求し、ビョークやPerfume、ELEVENPLAYなど世界的に活躍するアーティストとのコラボレーションでも知られるライゾマティクス。2021年に開催された東京都現代美術館での大規模個展『ライゾマティクス_マルティプレックス』も記憶に新しいところだ。 「recursive」と題した今回の展覧会ではキュレーターに金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子を迎え、「AIの再帰的な自己学習と創造性の進化」をテーマに、会場内と屋外、両方のスペースで映像作品等を展示。現在、現代アートギャラリーKOTARO NUKAGA（天王洲）で開催中のライゾマティクス個展『Rhizomatiks Beyond Perception』では「AIと生成芸術」をテーマに新作を発表しており、「recursive」は天王洲の展示を更に発展させたものになるという。 「recursive」 （再帰的、リカーシブ）とは、ある物事について記述する際に、記述しているもの自体への参照が、その記述中にあらわれること。数学などで、定義の中に定義されものが含まれていることを指す。 同展では、表参道の交差点に大型LEDと、LEDの画面そのものを映すカメラを設置。LEDはAIモデルが生成した結果を表示し続け、AIモデルはカメラに映し出される自己の姿を用いて、モデル自体を進化させ続ける。展示室内では、AIモデルの再帰的な学習過程を観察することができる。学習のプロセスには、カメラに映る鑑賞者自身の姿も影響を与える可能性を秘めており、AIと人間の共創による新しい芸術体験となる。 ＜開催概要＞ 『recursive』 アーティスト：ライゾマティクス 会期：2024年9月14日(土) - 10月3日(木) ※会期中無休 会場：OMOTESANDO CROSSING PARK 時間：10:00 ～ 20:00 料金：無料