打ってナンボの阪神・佐藤は三塁で大山に挑むべき。田中マー君の楽天復帰は衝撃よ【岡田彰布のそらそうよ】
キャンプ中はポジションを確定せず可能性を探れ
阪神の一軍キャンプには6人の新人が参加。彼らがチームに新風を吹き込むが、そこに注目の佐藤[左]が大山と競えば、いい相乗効果が起きると思うけどな[写真は新人合同自主トレ=BBM]
嵐の中の船出だ。時は刻まれ2月1日。ついにプロ野球のスプリング・キャンプがスタートした。新型コロナ禍の中、感染者を出してはいけない。徹底した防止策を12球団は施している。無観客キャンプは寂しいが、今はこれも仕方ないか……。慎重な行動を求められる一方で、グラウンドでは汗と泥にまみれて、動いてもらいたい。この1カ月を完走すること。これを願っている。 オレは間もなく沖縄に入る。デイリースポーツの仕事だが、事前に話し合った。「最大の注目は?」と問われ「ルーキーの動向」と答えた阪神は今キャンプ、6人の新人を沖縄に連れて行っている。確かに多いが、キャンプにおける新人の存在は、間違いなくチームに活力を与える。ベテランがいきなりいなくなり、様変わりしたタイガースだが、そこに6人のルーキーが加わるのは面白い。まさに新しい風が吹き込まれることにより、さらにフレッシュな印象が強くなる。チームには“刺激”が必要だ。ルーキーが先輩をヒリヒリさせる刺激を与えれば、必ず充実のキャンプになるに違いない。 今年は目玉がいる。ドラフト1位の佐藤(佐藤輝明)であるが、現状、外野としてキャンプに入るとの声がある。オレはこの時点で決める必要はないと思っている。それ以上に、内野、それも三塁でスタートすべきと考えているよ。三塁には四番・大山(大山悠輔)がいる。今年は四番・サードが決まり……との流れになっているが、・・・
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週刊ベースボール