入社半年の新入社員「定年まで働く」38% 県経営者協会調べ
富山県経営者協会は今年春の入社から半年が過ぎた新入社員の意識調査をまとめ、現在の就職先で「定年まで働く」と答えたのは38・5%と入社時から2・2ポイント減った。「仕事を移る」は25・3%と6・6ポイント増加した。 仕事への考え方では、「仕事も大事だが家庭や私生活も大切にしたい」が51・6%を占め、入社時から14・2ポイント増えた。「給料などの待遇が良ければ仕事の苦労をいとわない」が13・2%と4・4ポイント減少しており、賃金より家庭や私生活を重視する傾向が強まった。 現在不安に思っていることは、「仕事に対する自分の適性・相性」「ビジネススキル不足」「自分が成長できるか」が上位を占めた。同協会は「若手社員が柔軟に働きやすい仕組み、意欲を持って成長できる職場環境が求められている」としている。 調査は9月下旬、新入社員向け研修で実施し、91人が回答した。