「改善見られない」 3戦1勝発進の王者レアル…アンチェロッティ監督は再びのドローに「メンタル面の問題ではない」
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が危機感をあらわにしている。クラブ公式サイトが伝えた。 【動画】またもやドロー…ラス・パルマスvsマドリー ハイライト 29日、ラ・リーガ第3節でラス・パルマスとのアウェイゲームに臨んだマドリー。前節のラス・パルマス戦に続く勝利を目指した。しかし、立ち上がりの5分に失点。反撃も69分のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのPKのみに終わると、終盤には再び勝ち越しを許すピンチを迎えながら1-1のドロー決着となった。 開幕節のマジョルカ戦に続くドローとなり、3試合で1勝2分け。昨シーズンの王者ながら不安なスタートを切っているチームに対し、アンチェロッティ監督はすぐに改善しなければならないとコメントしている。 「前半は悪かった。現時点では適切なプレーを見つけるのが難しい。うまくバランスが取れていないから、我慢して少し苦しむしかない。動きが速くなく、ボールを奪い返すのが難しくなっている。マジョルカ戦で起きたことが全てで、改善は見られない。早急に解決策を探さなければならないし、見つけるつもりだ」 「昨シーズンのようなソリッドさを取り戻すのに苦労している。今は言い訳を探すことはできない。日程がタイトで、日曜日にもう1試合あるからだ。選手たちに明確さを与えるため、自分の戦略をより明確にする必要がある。思っていたよりも難しいことがわかった。やるべきことに集中して取り組まなければならない。幸いにも、この3試合でうまくいっていないことがたくさんあることがわかった」 「選手ではなく私が解決策を探さなければならない。問題がある場合、解決策を見つける責任があるのは監督だ。チームがうまくプレーし、再びソリッドになるよう、私は解決策を探すつもりだ。チームは完成しつつある」 また、アンチェロッティ監督は問題点にも言及。メンタル面ではなく、あくまでもプレーの問題と考えているようだ。 「我々のプレーが遅く、機動力があまりないことに気づいた。相手の守備がすでに下がっている時にストライカーにボールが渡る。ボールがない時にコンパクトにまとまるのが難しく、ライン間にスペースを残してしまう。問題は明らかだ」 「チームはしっかりトレーニングしているから、メンタル面の問題ではないと思う。サッカーでは時々起こる問題で、ベストなプレー方法を見つけられず、ソリッドで説得力のあるプレーができなくなる。選手の姿勢やキャラクターに問題があるとは思わない。状況は良くなく、すぐに修正しなければならない。シーズンは始まっているし、ここ2試合のアウェイゲームのようにポイントを落とすわけにはいかないからだ」
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