出産した女児の遺体遺棄 母親に執行猶予付き判決 社会内で更生の機会を
チバテレ(千葉テレビ放送)
出産した女の子を放置し、その遺体を遺棄したとして死体遺棄などの罪に問われている母親に対し、千葉地裁は12月19日に執行猶予がついた有罪判決を言い渡しました。 この裁判は、千葉県市川市の実家で出産した女の子を必要な保護をせずに放置したうえ、死亡した女の子をスーツケースに入れてクローゼットに隠したとして、無職の岡田萌花被告が死体遺棄と保護責任者遺棄の罪に問われたものです。 判決で千葉地裁の一場修子裁判官は、「死臭が漏れて発覚するのを防ごうとスーツケースに保冷剤を入れた。交際相手に会う約束を優先し犯行に及んでいて、行動は身勝手で、酌量の余地はない」などと指摘しました。 一方で、「犯行を認め反省していて母親が本人を監督すると誓っていることから、社会内で更生の機会を与えるのが相応だ」として、懲役2年6か月の求刑に対し、懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
チバテレ(千葉テレビ放送)