日本を知るマオリABのフィリッポHC「日本に勢いを与えると危ない」 29日に来日第1戦
ラグビーのリポビタンDチャレンジカップ2024でジャパンXVと非テストマッチで2戦するマオリ・オールブラックス(ニュージーランド=NZ)のロス・フィリッポ・ヘッドコーチ(HC、45)らが27日、オンラインで会見。29日の第1戦(秩父宮)に向けて、フィリッポHCは「イングランド代表戦を見ると、日本にはのちのち世界で戦える選手が出てくると思う。ボールを速く動かし、流れのあるプレーをしていたので、勢いを与えてしまうと危ない」と分析した。同HCはかつてトップリーグのコカコーラで選手、コーチとして在籍し、日本について詳しい。「(日本のHCである)エディーさんは若手をたくさん使ってくるコーチ」と話した。 スーパーラグビーのハイランダーズで日本代表NO・8姫野和樹(29)と同僚だったFLビリー・ハーモン(29)は「姫野と対戦できないのは残念」と笑いながら、昨秋もオールブラックスXVで来日し、日本代表と対戦経験があるだけに、「日本はワクワクするようなプレーをする。ディフェンスをしっかり準備したい」と警戒した。 今回初めてマオリ・オールブラックスに選ばれたWTBタナ・トゥハカライナ(26)は今年2月、チーフスの一員で来日しクロスボーダー2試合に出場。「自分のプレーに集中したい」と闘志を燃やした。