【新日本G1】人気爆発の後藤洋央紀、家族が見守る後楽園ホールでフィンレーに完勝「お父さん、勝ったぞ!!」と絶叫
新日本プロレスは真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス34』8.7東京・後楽園ホール大会を開催した。メインイベントではBブロック公式戦として、後藤洋央紀(6点)とIWGP GLOBAL王者のデビッド・フィンレー(8点)が対戦した。 【動画】後藤洋央紀 vs. デビッド・フィンレーの激闘をチェック! ふたりは今年の春に開催した『NEW JAPAN CUP 2024』の準々決勝で対戦予定だったが、フィンレーが体調不良で欠場したため後藤が不戦勝で勝ち上がり、そのまま決勝まで進むも辻陽太に敗れて準優勝に終わっている。場内は後藤の入場から地鳴りのような大・後藤コールが発生。フィンレーはいつものようにマネージャーとして外道を帯同。後藤のパートナーであるYOSHI-HASHIは解説者として実況席へ。 会場が後藤コール一色に染まった中、始まった試合は、序盤から後藤のパワーファイトとフィンレーのラフ&テクニックの攻防が繰り広げられる中、終盤に後藤は空中でフィンレーの頭部に膝蹴りを見舞ってから昇天・改を炸裂。しかしダメージが蓄積されている後藤も立てずダブルダウンに。倒れてるフリをしながらフィンレーは、エプロンで外道から何かを受け取る。そして外道がレフェリーの注意を引きつけると、フィンレーはシレイリで後藤に襲いかかるも、これをかわした後藤はヘッドバットで迎撃し、後楽園のファンは大熱狂。後藤はシレイリを場外に放り捨てると、キックからGTWを決めてカバーするが、フィンレーはカウント2で返す。これを勝機と見た後藤は一気にGTRの体勢に入るが、フィンレーは逆さ押さえ込みで切り返すと、強引にオーバーキルを狙うも後藤は膝をキャッチ。エルボーで抵抗するフィンレーに後藤はカウンターのヘッドバットを見舞うと、GTR改が決まってカウント3。場内は歓喜に包まれた。 試合後、後藤は「最高ですよ!これが、『G1』ですよ!そして、今日は実は、自分の息子と次女が応援に駆けつけてくれました!お父さん、勝ったぞ!!お父さん、今日がんばったから、明日から勉強がんばれよ!(感動して泣いてると思われる次女を見て)怒ってないからな、怒ってないぞ」と来場した家族にメッセージを贈り、会場を和ませると「『G1クライマックス』、まだまだ最後の結果はわかりませんが、ここにいるお客さまは、きっとわかってるよな、オイ!そうだそうだ!『G1』のGは、後藤のG!!」と叫び、再び後藤コールに包まれる中、後藤はバックステージへ。インタビュースペースに現れた後藤は「『G1クライマックス』、今日が大きなヤマだと思ってましたよ。そんなヤマを完全なる勝利で越えることができたのは、息子はじめ、応援してくださる皆様のおかげです。俺の夢は、息子の夢。俺の夢は、応援してくれるファンの皆様の夢だ。『G1クライマックス』、まだまだ俺は夢を見るぞ。その先に目指すは、頂点のみだ!」と優勝宣言。今回の『G1』では最年長とあって、後楽園に駆けつけるようなコア層のファンからは後藤待望論も少なくない。 Bブロックは勝点10のジェフ・コブを同8の後藤、フィンレー、辻、成田蓮、KONOSUKE TAKESHITAが追うという超激戦となっている。今年は3位までに入れば下剋上で優勝の可能性もあるだけに、出場出来なかったベテラン勢の気持ちを背負って後藤には頑張ってもらいたい。 ◆新日本プロレス◆ 『G1クライマックス34』 2024年8月7日 東京・後楽園ホール 観衆 1504人 ▼ 『G1クライマックス33』Bブロック公式戦(30分1本勝負) 【4勝3敗=8点】○後藤洋央紀(17分51秒 片エビ固め)デビッド・フィンレー● 【4勝3敗=8点】 ※GTR改 文⚫︎どら増田