高橋ひかる、「新しい自分に出会わせてくれる」人生が変わったものを明かす<顔に泥を塗る>第1話がTVerで配信
高橋ひかる主演の土曜ナイトドラマ「顔に泥を塗る」の第1話が7月13日(土)に放送され、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では第1話の配信が開始。配信にあたり、主演の高橋ひかるをはじめ、共演の木村慧人(FANTASTICS)、西垣匠、高野洸のコメントが到着した。 【写真】髙橋ひかる、木村慧人、西垣匠、高野洸らが集結 ■“人生逆転”のラブストーリー 同作は、ヨシカズによる同名コミックが原作。運命的に出会ったメーク男子・高倉イヴ(木村慧人)に施してもらったメークをきっかけに前に踏み出しはじめた主人公・柚原美紅(高橋ひかる)が、モラハラ男へと変貌した彼氏・結城悠久=ハル(西垣匠)に立ち向かい、メークの力で人生を変えていく人生逆転ラブストーリーとなっている。 その他、若手弁護士の鬼武柊真役に高野洸が出演する。 ■第1話あらすじ デパートの受付で働く柚原美紅(高橋ひかる)は、同棲中のエリート弁護士の彼氏・結城悠久=通称・ハル(西垣匠)からナチュラルな方がいいと言われるがまま、いつも化粧は控えめ。メイクの腕も上達しないままだった。 ところが、職場の先輩にはちゃんとメイクをするように指摘され、大人しい印象のためか、お客様からも侮られているような気がして悩んでいた矢先、メイク男子・高倉イヴ(木村慧人)に出会う。きれいなメイクで颯爽と歩くイヴの姿が眩しく映り、思わず「赤い口紅、とってもお似合いです!」と声をかける美紅。 女装を好奇な目で見る人もいる中、純粋に褒めてくれた美紅に好感を抱いたイヴは、メイクがうまくできないという美紅にメイクをしてあげると申し出る。真っ赤なリップのメイクを施してもらい、生まれて初めて自分のことをきれいだと思えた美紅はきっとハルも喜んでくれるはずと、ハルの帰宅を心待ちにしていた。 しかし美紅の顔を見たハルの反応は予想外なものだった。ハルは洗面所に向かうと、次の瞬間、美紅の頭からクレンジングオイルをドボドボとかけだし……。 ――という物語が描かれる。 ■高橋、「メイクと出会い、どんどん前向きに」 ――ご自身が演じる役柄について教えてください。 高橋:私が演じる柚原美紅は、自己主張を得意としない子です。6年間付き合っている彼氏のハルくん(結城悠久)とのやりとりを見ていると、パートナーとの関係性だけではなく、人と人との関係性も改めて考えさせられるな、と思います。おくゆかしさがある美紅ですが、イヴとの出会いによって、メイクとも出会い、日々が彩られてどんどん前向きになっていきます。 木村:僕が演じる高倉イヴは美容とメイクが大好きで、メイクによって男装だったり女装だったりファッションを変えていて、周りにどう見られてもいいから「なりたい自分になる」という強い意志を持っている人物です。ある日美紅さんと出会い、メイクの力によって美紅さんを前向きにしていきます。 西垣:僕が演じる結城悠久は、6年間美紅と付き合っている彼氏で、弁護士をしています。すごく優しくて頭も良くて完璧な彼氏ではあったんですが……。ナチュラルなところが好きだった美紅が、イヴと出会ったことでどんどん変わってしまう。それをなんとか引き止めようと、あの手この手を使っていきます。 高野:僕が演じる鬼武柊真は、若手弁護士で、エリートとして人生を歩んできた人物です。この3人とも関わっていきますが、終盤になるまで謎が付きまとっていて、みんなをさまざまなことに巻き込んでいきます。 ――「メイクによって美紅の人生が変わる」ことにかけて、皆さんが出会ったことで「人生が変わった」というものを教えてください。 高橋:アイライナーとの出会いがすごく大きいと思っています。私は下がり眉で、昔から「不安げな顔」と言われることがありました。でも、目の印象が変わるアイライナーと出会ったことで、強い自分になれた気がしたんです。もともとメイクは、新しい自分に出会わせてくれる大好きなツールだったので、『顔に泥を塗る』のお話をいただいてすごくうれしかったですし、共感する部分も多くありました。この作品を通じて、そうした思いも届けていきたいです。 木村:現在所属しているFANTASTICSに出会ったことですね。FANTASTICSに入る前は人見知りで、自分でボケることもツッコむこともなかったんですけど、このグループに入り、リーダーの佐藤大樹くんたちと出会ったことで、自ら率先してふざけたり、笑いに鈍欲になったりして、性格が真逆になりました。 西垣:お芝居と出会ったことで、人生が変わったような気がします。もともと、この業界に入ることは考えておらず、テレビ局、広告代理店、映画配給会社に就職しようと思っていたところ、お芝居と出会いました。なかなか経験できないことをさせていただいているので、この人生ですごく良かったなと思います。 高野:僕はゲームボーイを手にしたとき、人が変わったようにゲーマーになりました。 木村:ゲーム好きはそこから始まったんですね(笑)。 高野:「なるべくしてゲーマーになったんじゃないか」と思うくらいゲームが大好きです。最初にやったのが『コロコロカービィ』というゲームで、世界観、グラフィック、音楽……すべてに引き込まれました。 高橋:(笑)。 ■高橋、「なりたい自分になれるのは一番大きい」 ――メイクがキーワードの本作。皆さんにとってメイクの魅力とは? 高橋:身近なアイテムで「なりたい自分になれる」というのが一番大きいなと思っています。日頃、自分ではないものになれるなんて、そう簡単にできることではないと思いますし、メイクを使うことによって、 ファッションも連動して楽しめるのもいいなと思います。 木村:メイクも自分の人生を変えた一部です。メイク企画で雑誌に呼んでいただくことがあるんですが、メイクによって違う顔になれるし、新しい自分を切り開いているなと思います。グループで活動をするときも、ヘアを下ろす、分ける、上げることでもパフォーマンスの見え方が変わってくるので、メイクやヘアセットはすごく大事だなと思いますね。 西垣:ドラマや雑誌の撮影で奇抜なメイクをさせていただくことがありますが、「人格が変わる」と言うと少し大げさかもしれないですけど、「自信が持てる」というのはすごく分かる気がします。メイクが持つ力ってすごく大きいんだろうなと思いますね。 高野:メイクをしてもらっても、以前までは自分に馴染まず「早く落としたいな」「ベタベタするな」と思っていました。でも、コロナ禍で人と会わなかった時期に、鏡で見た自分がちょっとだらしないなと思ったんです。当時、初めて「早くメイクをしてもらいたいな」と思いましたし、日頃からきれいにすること、人前に出ること、自分を変えることって大切だったんだと気づきました。 ――これから本作をTVerで楽しむ方に向けてアピールをお願いします。 高橋:美紅がイヴくんと出会うことによってどう変わるのか? ハルくんとの関係性はどう変わるのか? 人ってそう簡単には変われないから壁にぶつかるんだけど、その壁をどう打ち破るのか? このように見どころが盛りだくさんですし、第2話からも激しい展開が続きますので、 楽しみにしていただけたらと思います。 木村:イヴくんを演じていて、すごく勉強になるんです。「男性がメイクをしていいのか」と悩んでしまうこともあると思うんですけど、このドラマを見ることによって価値観が変わりますし、多くの人にメイクの魅力を感じていただけると思います。見逃し配信では、キャラクターに寄り添って何度でも楽しめると思います。 西垣:衝撃的な第1話だったと思いますが、僕(ハル)はずっとこんな感じで行かせていただきます(笑)。 最終話まで見ていただくと、少しはハルくんの気持ちが理解できるかなと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。 高野:個性あるキャラクターたちがたくさん出てきます。みんなの正しさ、考え方、失敗……そういったものがくっきり現れて見える作品だと思いますし、そこが見どころだと思います。 ※高橋ひかるの高、正しくは「はしごだか」