46歳・独身男性「就職氷河期」に命からがら「ブラック企業」へ入社するも絶望→鬼の節約生活で「1億円」貯蓄→人気インフルエンサーに<節約のコツを聞いてみた>
「100万円で1cm」貯金せいくらべ
2,000万~3,000万円貯まったころには、「貯金せいくらべ」というモチベーション維持法をやっていました。このくらいの額だと、一万円札を重ねると相当の厚みになるので、厚さでお金を表現するようになったのです。ちなみに、新札の一万円札で100万円の札束を作ると、ピッタリ1cmとなります。 貯まった金額に応じて、地面から高さ20cmや30cmを測り、会社の壁や柱に目立たないように鉛筆で横一文字に線を引くだけです。子の成長を柱に刻むように、よく使う会議室や、上司の机にこっそり落書きしていました。 とにかく100万円の札束(1cm)を目標にどんどん貯金し、ある程度貯まったらまた線をこっそり書き直します。「これが50cmになったら、いきなりその壁に穴が開いて抜けて逃げられる」だとか、変なイメトレもしていました。 この取り組みの途中で、人事異動により勤務場所や建物が変わったこともありましたが、今でもその場所に線が残っていることがあります。 「ああ、あのころの私の貯金はこんなに少なかったんだな~」と、わが子の成長を振り返るような感覚になれます! 今のうちに、あちこちに印を書いておくといいかもしれません。(笑)
「絶対本物に変えてやる!」偽札束作り!
ブログや10などで度々画像を載せていますが、段ボールで1,000万円のブロックの偽札束を作る、という方法も実践しました。最初の目標は5,000万円だったので、5個です。 1,000万円のブロックの大きさは、76mm(タテ)× 160mm(ヨコ)× 100mm(厚さ)の直方体です。この大きさの箱を段ボールで自作し、「これを絶対に本物に変えるんだ!」と自分を鼓舞していました。手に持つ箱の大きさが、そのまま現実の具体的なイメージとなるのでイメトレ効果は抜群です。 ただ一つ、注意があります。「本物に変わったらいいな」とか「本物に変わりますように」といった生半可な気持ちでは効力が最大限に発揮できずダメなんです。 「本物に変える! 本物に変わる予定である、その予定は確定している。むしろ本物である、もはや本物である、よく見たら本物だった、ただ単に物体周りの時間がズレてるだけ!」 そのくらいの強い気持ちを呼び起こすためのグッズです。 「貯金塗り絵」や「貯金せいくらべ」と比べて格段に奇行なのですが、そもそも5,000万円や1億円などという大金を貯めようとすること自体が奇行なのです。だから気にせず作っちゃいましょう。 ただ、この偽札束を並べたり投げたり転がしたりしているうちに、あちこちがヘコんできてしまいました。中身が詰まった発泡スチロールなどで作るべきでした。これから作る方は参考にしてください。 壮大な目標を具現化するには、とにかく具体的イメージを醸成する必要があります。これは貯金に限ったことではありませんよね。勝利をイメージできないボクサーが相手を倒せますか。幸せな家庭像を具体的に描けない人が家庭を幸せにできますか。それと同じです。嫌になるほどクッキリとゴールを意識し続けましょう。
まとめ
・貯金を続けるには「小さな達成感」が必要 ・目標はできるだけ具体的にはっきり意識する 絶対仕事辞めるマン
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