囲碁の一力遼三冠が取締役に 河北新報、社主・雅彦社長の長男
囲碁の七大タイトルのうち棋聖、本因坊、天元を保持する一力遼三冠(26)が、15日の河北新報社(仙台市)株主総会で、同社の取締役に選任された。同社は1897(明治30)年に創刊したブロック紙「河北新報」を宮城など東北6県で発行している。一力三冠は同社社主で社長の一力雅彦氏(63)の長男。棋士を続けながら新聞社の経営にも携わる。 一力三冠は5歳の頃に囲碁と出合い、2010年に13歳でプロデビュー。20年に初めて七大タイトルの碁聖を獲得、天元戦も制した。22年に棋聖、23年に本因坊を奪取。天元にも返り咲いて三冠を達成し、同年の賞金・対局料ランキング1位となった。