「もう隠さない!」ライフスタイル系インフルエンサーが「トランプ支持」を次々と表明 その理由とは?
なぜ、キャンセルされなくなった?
有名人の反リベラルな発言は、以前はより炎上しやすかった。それはスポンサーやブランドが離れる要因になり、インフルエンサーにとっては、社会的・職業的なリスクがあった。 しかし、2024年の現在、そのリスクは「かなり軽減」されており、なかには「むしろそのほうが儲かる」という見解まででてきている。 実際には、いくつかの研究は「反リベラル的な右派コンテンツは、進歩的な価値観を促進するコンテンツよりも高いエンゲージメントを得る傾向がある」ことを示している。 加えて、近年はニュースとバイラルコンテンツのサイクルが、かつてない速度で循環している。 そのため、インフルエンサーは以前よりも注目を集めるのが困難になっており、同時に、物議を醸したとしても「長期的な影響に直面することがなくなり、キャンセルされる可能性も低くなった」。 「流行の移り変わりが非常に早いので、数日間黙っていればすぐに忘れられる」と、ウェルネスブランドのマーケティングやコンサルティングの専門家は同サイトに語っている。 さらに、たとえ反発が起きたとしても、X(旧Twitter)をはじめ、キックやランブルのような、MAGA系インフルエンサーが「気兼ねなく活動ができる」代替プラットフォームもある。 「仮にそれまで組んでいたブランドが離れたとしても、いまはMAGA思想に連帯する企業やブランドが続々とでてきているため、収益を得る機会には困らないでしょう」
COURRiER Japon