「もう隠さない!」ライフスタイル系インフルエンサーが「トランプ支持」を次々と表明 その理由とは?
それは「最もリスクが高い」行為だったはずだが……
かつてはトランプを公然と支持することを避けていた、ライフスタイル系のインフルエンサーたちが、トランプの最近の選挙勝利を受けてその立場を明確にするようになっている。 【画像】「反リベラル的な右派コンテンツは、進歩的な価値観を促進するコンテンツよりもエンゲージメントが高い」? この変化は「2020年の大統領選のときとは大違いだ」と報じられている。 さまざまな種類のインフルエンサーのなかでも、特にウェルネスやライフスタイルといった、主に女性フォロワーの多いインフルエンサーたちは「フォロワーやブランドを遠ざけることを恐れ、自分の政治的見解について投稿するのには消極的かつ慎重だった」と、米サイト「ザ・カット」は述べている。 ところが、2024年はトランプの勝利がほぼ確定し始めた頃から、この分野の一部のインフルエンサーたちが、MAGA思想への共鳴を投稿し始めているという。 女性の権利を強く打ち出したリベラル思想ならまだしも、MAGA思想への共鳴は、以前であれば、彼女たちにとって「最もリスクが高い」はずだった。 その意識と文化において、いま大きな変化が起きている。
赤い帽子を被って「私はトランプに投票した」
TikTok上に78万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーのエシャ・ジャヴェドは、11月初旬に「私はもう洗脳された愚かなリベラルではない」「トランプに投票した」と告白する動画を投稿し、フォロワーに衝撃を与えた。 これにより、彼女はインスタグラムとTikTokのフォロワーを、それぞれ1000人ほど失った。 だが、保守派からそれ以上の称賛を得たという。彼女の動画は、何千人ものトランプ支持者によって拡散された。 また、“人と環境に優しい”「クリーン・ビューティ」の牽引者で、ウェルネスブランド「エイジェント・ネイチャ」の創設者のジェナ・コヴェロも、選挙の時期に突然、トランプ支持を表明する赤い帽子を被った写真を投稿し、「私たちの常識とホリスティックな健康、そして、スモールビジネス、平和のために(トランプに)投票しましょう」と述べ、物議を醸した。 だが、いまのところ彼女自身もブランドも「キャンセルされる(炎上して、社会的な支持を失う)」気配はない。