初戦競技中止もお祭り気分満喫 SAGAバルーンチャレンジシリーズ開幕 来場者、前年の2倍に
熱気球の競技大会「SAGAバルーンチャレンジシリーズ」が7日、佐賀市の嘉瀬川河川敷で始まった。佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(10月31日~11月4日)が大雨でイベントや出店が中止されたこともあり、来場者が前年の2倍になるほどにぎわった。競技は中止となったものの、フリーフライトや搭乗体験などを満喫した。 初戦の競技は25チームの出場を受け付けたが、強風のため中止した。有志によるフリーフライト、熱気球の立ち上げに家族連れやカップルらが見入った。 係留したバルーンの搭乗体験では午前5時から行列ができ、わずか2時間で定員に達した。キッチンカー5台が並び、来場者はうどんやコーヒーなどを味わい寒さをしのいだ。 子ども2人と訪れた小城市の会社員、内田志麻さん(40)は「中止は残念だったが、お祭り気分は味わえたかな」とカレーパンをほおばった。妻、長女と初めて搭乗体験をした柳川市の自営業、田中のぶさん(47)は「バルーンフェスタは毎年行っていたが、週末が中止になったので来た。高所恐怖症なのに観覧車より安心感があって、広々とした景色を楽しめた」と満足げだった。 同シリーズは4戦を行い、第2戦が8日、第3戦が1月11日、第4戦が同12日で、いずれも午前7時~9時。競技は午前7時半から実施する。搭乗体験は各開催日の午前6時半から、先着200人で受け付ける。大人千円、小学生500円、未就学児は無料。 大会は熱気球大会佐賀運営委員会と佐賀市が主催し、佐賀新聞社などが協賛する。問い合わせは同委員会、電話0952(29)9000。(大田浩司)
大田浩司