【エリザベス女王杯】「そう崩れない」シンリョクカ竹内師がリベンジへ闘志を燃やす/一問一答
エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、10日=京都)に向けた共同会見が6日、東西トレセンで行われた。 新潟記念で厩舎初の重賞制覇を果たしたシンリョクカ(牝4)を送り出す竹内正洋調教師(45)が出席。昨年9着のリベンジへ闘志を燃やした。 以下、一問一答 -追い切りの意図は 1週前にしっかりと時計を出しているので、今週はしまい重点の形で前に1頭単走の馬を置いて併せ馬。後ろから追いかけてもらって最後の反応を見る形でやりました。後ろから来られた時の反応もよかったですし、馬も伸びきらずにいい姿勢のまま、いいラップで上がって行けたので、とてもいい形の最終追い切りができたかなと思います。 -前走を振り返って 前走の福島牝馬Sでトラブルがあって、キ甲の骨折明けで調教の動き的にも違和感はなかったですけど、少し半信半疑な部分があった中でのレースでした。ただ、あのメンバーの中なら力は上位だなと思いながらやることはやって送り出したので、そこをしっかりと勝ちきってくれたのは馬の能力なのかなと思います。 -成長ぶりは 去年はまだ非力な部分であったり頼りない部分が残っていましたけど、この春くらいからだいぶ調教の負荷をしっかりとかけても体が減らなくなりましたし、徐々に完成の方向に近づいてくれているのかなという印象ですね。 -長所は 一番いいところは勝負根性だと思います。馬群の中も入っていけますし、狭いところを突いてもひるむところはないですし、気の強さかなと思います。 -師にとってどんな存在の馬か 生まれてすぐの頃を見させてもらって、オーナーに頼んで買っていただいて、そういう馬がしっかりと成長してくれて、厩舎初の重賞もプレゼントしてくれたので、かけがえのない存在ですかね。 -G1へ再び挑戦 去年に関してはまだしっかりとしていないところもありましたし、競馬の形も模索している段階だったので。それでもきつい形でも差を詰めてきてくれて見せ場はあったと思いますし、そこから成長してくれて、競馬の形もこの子にあったものが見つかった感じがあるので、そこら辺をうまく生かしていいレースができればいいなと思います。 -勝つためのポイントは 新潟記念のレースのような形が一番合っているのかなと思うので、極端に遅いペース、直線だけのレースにならなければそう崩れないのかなと思います。 -鞍上木幡初騎手への期待は この馬と何度もレースをして、一番分かってくれていると思うので、ゴールまで乗って帰ってきてくれればいいかなと思います。 -ファンへ 馬は新潟記念に比べてもすごく状態が上がってレースができると思うので、木幡初也とのコンビで大きいレースを取れるように応援していただければなと思います。