盈進―広島商と新庄―如水館、見どころは 中国大会進出懸け準決勝で激突 10月5日の高校野球秋季広島県大会
高校野球の秋季広島県大会が大詰めを迎えている。5日は準決勝2試合、最終日の6日は決勝と3位決定戦が、いずれも三次市の電光石火きんさいスタジアム三次である。来春の選抜大会の参考資料となる中国地区大会(25日開幕、島根県立浜山公園野球場ほか)に出場できるのは上位3校。準決勝を展望する。(左が一塁側) 【写真】盈進の主戦木原
【盈進―広島商(午前10時)】東西伝統校、鍵を握る1番打者
盈進はチーム打率3割3分。1番城田智也が打率6割3分6厘とけん引する。投手陣は全3試合を木原翔、中浜陸の両右腕が継投して勝ち上がってきた。 広島商は全3試合をコールド勝ちしてきた。打線は1番西村銀士を軸にチーム打率は4割7厘。投手陣はエース大宗和響が12回1/3で無四球、防御率0・73と安定する。 両チームの投手陣は、好調な相手打線の1番打者をどう封じるかか鍵となりそうだ。盈進は4年ぶり10度目、広島商は2年ぶり28度目の中国地区大会を懸けて、東西の伝統校がぶつかる。
【新庄―如水館(午後0時半)】新庄打線と如水館エースが対決
新庄は背番号1の荒木大虎が全3試合に先発し、防御率1・00。打線は1番姫野翔太が打率4割6分2厘、2番佐々木力仁がチーム最多4打点と引っ張る。 如水館は、3試合連続完投中の木村瑠生が大黒柱として奮闘する。27回で32三振を奪った右の本格派で、チーム打率2割2分5厘の打線をカバーしてきた。 3試合で11犠打飛と手堅い攻撃を見せる新庄打線と、如水館の木村の対戦が焦点となる。新庄は3年連続12度目、如水館は9年ぶり9度目の中国地区大会を目指す。
中国新聞社