神戸BALが大規模リニューアル、内外装を一新&フレグランス推しに
■ 注目は1階、強化したのは?
神戸の商業施設「神戸BAL」(神戸市中央区)が10月25日、大規模改装を終えてオープンした。 【写真】こげ茶の木材で…ここだけのデザイン「無印良品」 1994年に開業し、今年30周年を迎えた同施設。今回の改修ではクラシックな洋館をイメージして内外装を一新。以前は入館すると目の前がエスカレーターだったが、エントランスの位置が南に変更され、海外のブティックホテルのような贅沢な風除室が設けられた。
注目はグランドフロア(1階)で、ビューティ&ライフスタイルを強化。新規出店の「メゾン マルジェラ『レプリカ』フレグランス」をはじめ、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」「ル ラボ(LE LABO)」の3店舗が神戸エリア初出店となった。 同フロアではこのほか、既存の「バウム(BAUM)」「ジュリーク」「ニールズヤード レメディーズ」「スリー(THREE)」が移転リニューアルした。
■ 「神戸BALだけ」の無印良品が誕生
フレグランス専門店以外も、精油や香りに力を入れた店舗が目立つ。例えば、スキンケアとメイクアップ商品をあつかう「THREE(スリー)」は、エッセンシャルオイルと、精油を使用したブレンドティーを関西エリアで初めて展開する。 また、ブランドの世界観に浸りながら、ゆったりとショッピングができる広い店舗が多いことも特徴だ。「サンタ・マリア・ノヴェッラ」はイタリア・フィレンツェの19世紀の修道院薬局をイメージしており、広さは日本最大級。スキンケアを試せる世界初の「フォンス」(シンク設備)も設置している。 このほか4~6階の無印良品は、デザイナー深澤直人氏による「神戸BAL限定」のオリジナルデザインにリニューアル。こげ茶の木材とブラックスチールを使用した、ほかの無印良品店舗では見られないオンリー空間になった。 「神戸BAL」の営業時間は、朝11時から夜8時。 取材・文・写真/太田浩子