札幌・円山バスターミナル、27年度に改修 バリアフリートイレ設置 エレベーターも検討
札幌市は、老朽化が進む円山バスターミナル(中央区大通西27)を2027年度に改修することを決めた。当初は建て替えも検討したが、事業費を勘案し、内外装やバリアフリー化の工事にとどめる。28年度中に完了させる。 【動画】札幌に冬のきらめき
地下鉄東西線円山公園駅と直結する同バスターミナルは1976年に供用開始。地下鉄駅につながる市内のターミナル20施設のうち真駒内、北24条、大通に次いで4番目に古い。 施設は、鉄筋コンクリート造り地下1階地上2階建てで、延べ床面積は約2900平方メートル。乗降場5カ所には平日1日あたり計323便が発着するが、車いすの人が利用可能なトイレや、歯科などのテナントが入る2階と1階をつなぐエレベーターがなく不便だった。 現時点の改修案では、トイレのない1階にバリアフリートイレを設置、2階の男女別トイレも改装する。1階の待合空間を広げ、エレベーターの設置を検討する。市が、来年度までに詳細を決定する。