詩人・谷川俊太郎さん死去 被災地の校歌を作詞 歌詞に込めた道しるべ 子どもたちの成長と復興を“ことば”で見守る【福島発】
生徒たちにも伝わる思い
谷川さんらしい深遠な世界観の歌詞が、浜通りの生徒たちの未来を照らしている。 生徒たちは「かたくない、本当に新しい私たちを表しているような歌詞。新しい形で、私たちの行く先や未来を想像してくれている歌詞だと思う」 「故郷から世界に向かっていくといった意味が込められている歌詞だと思う。谷川俊太郎さんが思い描くふたば未来学園生となれるように、頑張っていきたい」と話した。
福島を代表する詩人とのつながり
そして、今から36年前の11月。東京で執り行われた福島県いわき市出身の詩人・草野心平さんのお別れ会。この時「カエルの詩人・草野心平」の功績を称え、谷川さんはこのような別れの詩を贈っていた。 「ありがとう心平さん、笑顔をありがとう、声ありがとう。僕もいつか死んだら死んだで生きていきます。1988年11月28日、谷川俊太郎」 (福島テレビ)
福島テレビ