吉村府知事も体験、大阪・関西万博に「人間洗濯機」進化して再び
■ 1970年の「人間洗濯機」の未来型装置も
いよいよ開催まで4カ月を切った『大阪・関西万博』。12月20日には、「いのち」や「健康」を軸にした「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示コンテンツが一部公開された。 【写真】アンミカも「人間洗濯機」を体験 大阪府と大阪市が企業と連携するエリア「大阪ヘルスケアパビリオン」では、「リボーン」をテーマに、「いのち」や「健康」の観点から楽しみつつ体験ができる展示コンテンツが提供される。 「オービックホール」(大阪市中央区)でおこなわれたメディア発表会では、府と市による「主催者ブース」にくわえて、協賛企業のうち14社が展示や体験を実施した。 食や美容などさまざまな観点から健康に特化した展示が並ぶなか、シャワーヘッドの「ミラブル」などで知られる「サイエンス」(本社:大阪市淀川区)は、「ミライ人間洗濯機」と「宇宙シャワー」を出展。なかでも、ミライ人間洗濯機は1970年におこなわれた「大阪万博」で話題を呼んだ展示「ウルトラソニックバス」の未来型ともいえるもの。カプセル型の入浴装置に入り、身体を洗うだけでなく入浴時に心拍を計測し、心身状態を可視化するという近未来的な内容となっている。
■ 「目年齢」に吉村府知事も驚き
さらに、発表会では吉村洋文大阪府知事、横山英幸大阪市長、同パビリオンのアンバサダーをつとめるタレント・アンミカの前で5つの企業がプレゼンテーションを実施した。そのうち「ロート製薬」(本社:大阪市生野区)は、「再生医療」と「アイケア」に関する展示をおこなうことを発表。展示の一部として、目とその周辺の写真をAIが複合的に解析することで目の年齢がわかるコンテンツ「目年齢」を紹介した。 実際にコンテンツを体験し、「目年齢」が実年齢より4つ上の「53歳」であることを知った吉村知事は「やっぱり目ってスマホとかで酷使するから。ちょっと考えさせられますね」と感心した様子を見せていた。 ◇ 会見ではパビリオンのブース名も発表され、「アトリウム」「ミライのヘルスケア1」「ミライのヘルスケア2」「ミライの都市」「ミライと食と文化」の5エリアに分かれることが発表された。 取材・文/つちだ四郎