中居正広の番組が続々差し替えも「局が説明しない」深刻事情 元キー局Pが明かす“中居への疑念”
■テレビ局が中居の「女性トラブル」を“スルー”&番組差し替えの裏事情
まず、どの局も中居に関する話を“スルー”している理由について。鎮目氏は、その“取り扱いにくさ”を指摘する。 「さまざまな報道を総合すると、中居さん側は“トラブルがあった”という事実を認めていて、かつ、初報の『女性セブン』(小学館)の取材には“解決済み”と回答しています。 ただし、協議内容の詳細は守秘義務があるとして一切口外していない。つまりベールに包まれつつも、トラブル自体は“解決”したということで、局もそれ以上ツッコみようがないという事情はあると思います。もし憶測で何かを言おうものなら、それこそ局が訴えられる羽目になる。面倒ごとは避けたいというのが本音でしょう」(鎮目氏=以下同) 局として中居と相手女性が「和解」しているという解釈であれば、番組を差し替える必要もないのでは? との疑問が浮かびそうだが、鎮目氏は、“現段階で、中居サイドがスポンサーと視聴者にモヤモヤしか与えていない”状態に言及する。 「皮肉ですが、いくら両者では解決済みの案件といえど、漏れてしまった“解決金9000万円”という額の大きさには、誰もが違和感を覚えざるを得ないのが事実です。 ちょっとやそっとのことで9000万円という巨額にはならない。中居さん側も被害女性側も詳細については口をつぐんでいるので、何があったかわからないものの、世間的には“口封じ代も含め、中居さんはなかなか酷いことをやったんじゃないか”という疑念が拭い去り切れません。 一方で、民放の番組は世間の応援とスポンサーがあって初めて成立するものです。そう考えたときに、現時点で中居さんを起用することは、“女性トラブルを権力と金の力で封じようとした人”を局として応援していると思われかねない。ジェンダー的な観点も求められる今、テレビ局の営業部的には、そういう人を番組に出す理由がありません」 ちなみに鎮目氏によれば、番組を差し替える際、局側にその理由を説明する責任は「特にない」とのこと。もちろん番組を差し替えず、“問題ないと考えた”というスタンスを明言することもできるが、鎮目氏は「今の時代、局がリスクを取ってまで起用するほどのパワーがあるタレントはいない」と言う。 「厳しい言い方になるかもしれませんが、かつてどんな一時代を築いた大物であっても、今は彼らが出れば視聴率が取れるという時代でもない。ビッグネームが金の力でスキャンダルをねじ伏せることができたのは、まだSNSもなく、テレビ全盛期に大きな事務所が幅を利かせることができていた頃の話でしょう。 過去における自身のタレントパワーを今なお過大視してしまった結果、相手の口を封じるはずの手段が通用しなくなった。時代の流れを浮き彫りにする事件だと思います」 中居が広告塔となっていたソフトバンクとタイミーは、公式サイトからCM動画を削除するなどしている。このまま中居は“消され”ゆくのか? という問いに、鎮目氏は「世論が“中居さんを応援できる”というモードになれば、チャンスはなくもないのでは」と言うが、果たして……。
ピンズバNEWS編集部