「なに言ってもオマイウ」岸田前首相、石破首相にハッパかけるも超 “上から目線” に総ツッコミ「偉そうに出しゃばるな」
11月23日、山梨県甲府市内でおこなわれた講演会で、岸田文雄前首相が石破首相にエールを送ったのだが、その言葉が物議を醸している。 報じた時事通信によれば、岸田氏は「石破茂首相には一つ一つ取り組みを積み重ね、歯を食いしばって信頼回復に努めてもらわなければならない」と語ったという。 「岸田氏は、衆院選での敗北について『政治とカネの問題で国民の厳しい目が引き続きわれわれに注がれている』と指摘し、石破首相に『歯を食いしばって』とハッパをかけました。 さらに、『何をやっても厳しい批判を浴び続ける。総理総裁は批判を受け続ける立場にある。信頼回復は甘いものではない』と続けたそうです。 自民党総裁選で、旧岸田派が石破氏を推したことで、石破首相が誕生したのは事実ですが、岸田氏がこんな超 “上から目線” で励ましたところで、石破首相はうれしくも何ともないでしょうね」(政治担当記者) 実際、岸田氏の石破首相への発言に、Xでは総ツッコミ状態となっている。 《あなたは信頼回復の前に総理大臣の職を途中で投げ出しましたけどね》 《最大の原因は岸田。偉そうに出しゃばるんじゃない。》 《岸田さんにいわれても、ねえ…。信頼失墜の元凶でもあるし。》 《岸田さん悪いけどあなたの賞味期限とうに終わってます。なに言ってもオマイウ(編集部注:「お前が言うな」の略)しか思わない》 そして、岸田氏批判を越えて、こんな庶民の心の叫びも。 《自民党のせいで国民はずっとずーっと歯を食いしばって必死で生きてきたんだよ 糞自民党は無くなれ!世襲議員は無くなれ!》 「岸田氏といえば、政治資金パーティをめぐる裏金問題や増税問題などで、内閣支持率は下降を続け、辞任表明した今年8月も20%前後と低迷していました。 ところが、首相をやめた後の岸田氏は、意気軒昂です。 11月11日には、インスタグラムに『今日のふみお』と題した動画をアップし、衆院選後の初登院の様子を上機嫌で紹介して話題となりました。 22日には、持論である『資産運用立国』の議員連盟を設立し、初会合を開きました。会合では、少額投資非課税制度(NISA)の成果を強調したうえで、『資産運用立国への取り組みを継続するという強い意志を世界に示していかなければならない』と強く語ったと報じられています。 しかし、岸田氏といえば、資産運用の相談料 “8割引きクーポン” を発行するなど、トンチンカンな経済政策を続けたことで知られます。4月の衆院補選の応援演説では、『日本は30年ぶりに経済の明るい兆しが出てきた』と語るほどですからね。 そもそも株を1株も持っていない岸田氏に言われても、どうにも説得力に欠けます」(同) 岸田氏がこうして存在感をアピールするのは、石破内閣が長く続かないと見て「再登板」を狙っているからではないかとも永田町ではささやかれる。石破首相にとって、どうにも邪魔な「目の上のたんこぶ」になっているようだ。