「本当に驚いている」三笘薫のアジアカップ選出にデ・ゼルビ監督が困惑「プレーできると考えるのは難しい」
1月1日、日本代表の森保監督が12日に開幕するカタールアジアカップ出場メンバーを発表し、その中の1人としてブライトンの三笘薫の名前が呼ばれた。三笘は現在、負傷により欠場中であることから、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督代表による困惑の声が欧州メディアで報じられている。 【画像】三笘薫が保護ブーツと松葉杖でスタジアムを去る様子 ヨーロッパスポーツサイト『Eurosport』では1月2日、公式サイト上において「ロベルト・デ・ゼルビ監督は、足首を負傷しているにもかかわらず、三笘薫がアジアカップの日本代表メンバーに選ばれたことに『本当に驚いた』と語った」と指揮官の心境を伝えた。 同メディアでは、「ミトマは12月21日に行われたプレミアリーグ第18節のクリスタル・パレス戦で左足首を負傷した」と振り返りながら、「ブライトン対クリスタル・パレスと1-1で引き分けた後、松葉杖をついていた様子が目撃され、その後最大6週間の離脱を余儀なくされた」と長期離脱が濃厚となったことについての経緯を記している。 その上で、「しかし、それでも日本代表監督のハジメ・モリヤスは26歳の選手をチームに指名することを止めなかった」と強調。また、代表メンバー発表後、デ・ゼルビが記者会見で「メディカルスタッフからミトマの負傷には4~6週間かかると言われていたので、本当に驚いている」と語ったとしており、他にも「私にとって、彼がアジアカップでプレーできると考えるのは難しい」と主張したという。 トピックの中では、元日に行われた日本代表対タイ代表の試合終了後のアジアカップメンバー発表の席で、森保監督による三笘選出についてのコメントも掲載。「(三笘が)初戦で起用できるかどうかは分からないが、順調に回復しており、早い段階で出場できると期待している」といった旨のコメントを出したとしている。 三笘の代表選出について複雑な心情であるとするデ・ゼルビ監督だが、トピックでは「私はミトマや選手全員のファンだ。もし、彼らが代表チームでプレーできればとても嬉しく、とても誇りに思う」とポジティブな言葉を発したことも紹介している。 デ・ゼルビ監督のコメントの通り、現状では三笘のアジアカップ出場について、大きな不安がつきまとうことは間違いない。果たして代表チーム合流後、負傷箇所の回復がどこまで見込まれるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]